ひとりごと(近況報告)

この度、BLOGをはじめました。
慣れてゆくのに、時間がかかると思いますが、
徐々に新しいご報告が出来ます様に努めます
Blogはこちらになります。
2009/1/29 寺井一通


この数ヶ月、すっかりご無沙汰をしてしまいました。
山暮らしを始めたのはよかったものの、山ではインターネットが使えず、
事務所まで来た折りに、更新作業をしていたのですが、カメラの故障に
加え、今年に入り多忙な日々が続き、失礼をしてしまいました。本当に
申し訳有りませんでした。いくつかのご報告とご案内があります。

ーその@ー

寺井一通音楽生活40周年記念作品
CDアルバム「青春の譜ーあなたの夢の続きを歌いたいー」
5月25日発売!定価:3000円

音楽に生きて、曲がりなりにも40年の歳月が流れました。
その集大成と言うべきものではなく、還暦を迎えようとしている2008年春の
寺井一通が歌いたい歌、伝えたい思いを綴った作品になります。

今は亡き、灰谷健次郎さんを偲ぶ歌や彼との共作、そして中原中也作品を織り交ぜながら
全十二曲を歌っています。やっとレコーディングを終え、あと少しの編集作業を残すのみと
なっています。伴奏はピアノ/馬川慶子、ヴァイオリン/齊藤享の二人です。     

「故郷の山からー2008.春ー」「人を愛するということ」「夏ー灰谷健次郎氏へ捧げるー」
「見上げてみた夜の星を」「生い立ちの歌」「汚れちまった悲しみに・・・」
「雪降る夜は」「青春の譜」「青春哀歌」「8小節の詩」
「LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」「結(ゆい)ー人間のうたー」

ーそのAー

2008年8月9日、被爆者の歌声が平和公園に響きます!

被爆者歌う会「ひまわり」を中心に、長崎の被爆者のみなさんに声を掛け、
平和祈念式典の前の時間に、被爆者の歌声を響かせることになりました。

「平和祈念式典」への出演を、長崎市へ申し入れをさせていただいたのですが、
「本年度については無理!」とのこと。しかし式典前の時間帯にだったら
時間、場所を確保出来るという回答をいただき、実現の運びになりました。

「ひとりでも多くの被爆者の方たちに歌っていただきたい。」という思いで、
マスコミにもご協力をいただき、現在歌って下さる被爆者の方々を募集して
います。因みに現時点では40名ほどの申し込みが入っています。勿論、
まだまだ募集しています。因みに、
練習は5月13日(火)午後2時から長崎
駅前、大黒町の交通会館5階で第一回目の練習予定
です。7月最終火曜日
まで、毎週レッスンを続ける予定です。レッスン料、一回につき500円
です。

楽曲は寺井一通作詞・作曲
「もう二度と」と「願い」の2曲になります。

是非是非振るってご応募下さい!お待ちしています。

と言うことで、少しずつでも時間を見つけて「更新作業」も頑張りたい!と
思っています。今後とも宜しくお願いします。

2008年4月30日

寺井一通






桜原小学校六年生のみんな、ありがとう!

11月13日、福岡県の桜原小六年生の修学旅行一行が島原・大野木場小学校を訪れた。
「いのち」を見つめ、汗を流すことによって、他との連帯を深める修学旅行にしたいと言う
ことで、長崎を選んだとのこと・・・長崎では「平和」を考え、島原では「災害」を見
つめるものにしたいと考え、その中で大野木場小学校児童との交流を実現したらしい。

その過程で、「生きていたんだね〜校庭のいちょうの木に寄せて〜」という、あの災害時に
大野木場小児童に贈った作品に出会ったらしい。そして熱心に練習を重ねて行く内に、作者
である私に是非自分たちの歌声を聴いて欲しいという気持ちが大きくなったと言うことだ。 

先生や児童代表からお電話をいただき、13日、6年ぶりに大野木場小学校を訪ねた。私たち
が、「故郷に生きる〜頑張れ!大野木場の子どもたち〜」というアルバムの売上金から贈らせ
ていただいたピアノのある体育館での対面となった。大野木場小児童とも初対面となった。 
実は、大野木場小全校児童に「生きていたんだね」を歌ってもらい、CD制作したのが6年
前で、あの頃の一年生が中学一年生になっていたのだ。作者であることをご紹介いただき、
その後、桜原小児童との交流会・・みんなの「生きていたんだね」を聴かせていただいた。

何と素晴らしい歌声か!ただ美しく歌うと言うだけではなく、歌に流れる思いを存分に理解して
歌ってくれているみんなの歌声に涙が浮かんで来た。その後、焼け落ちた旧大野木場小の
清掃作業をすると言うことで同行した。約20分間の作業。そして災害後二年目の春に芽を
つけた、今では見事に大きく逞しくなっているいちょうの木を見上げながら、再度
「生きていたんだね」を歌ってくれたのである。

            旧大野木場小学校と普賢岳。               校庭を清掃する桜原小6年児童。

あれから一週間・・・学校生活に戻って、みんなの胸に、心に何が残っているのだろう。
私にとっては、音楽に生きてよかった、と思わせていただいた一日であった。心の上に胃
袋を置かず生き抜く中で、声にならない叫びや言葉にならない悲しみを代弁者として創作
してきたことに大きな歓びを感じさせていただいた。改めて「ありがとうございました!」

桜原小6年のみんな、また会いたいね!
冷たい冬、風邪に気をつけて。お元気で!



CDアルバム
ふるさとー長崎歌百景◎ベストー」完成!



この夏、熱い思いでレコーディングしましたCDアルバムが完成致しました。
今、少しずつですが動きが出て来ているようです。そのひとつは、「テンポコナシの詩」の
作詞者、田崎幸一さんが、テンポコナシゆかりの地、岩屋山の近くの小学校、虹が丘小学校
を訪ねられ、以前テンポコナシの苗木を同小学校に贈られた話題から、今回の作品のお話を
され、同小学校で「愛唱歌」として歌って行くことが決まったとのことー何時か指導をして欲
しいとの依頼もあったとのこと。嬉しい限りである。そして、田崎さん、ありがとうございます。

今回のアルバム制作は、
寺井一通被爆者歌う会「ひまわり、そして
合唱団「ふるさと」
の三者ががっぷり四つに組んでの作品になりました。
ふるさと・長崎を、そしていのちと平和を大切にする心から生まれた作品で
あるとも言えるような気がしています。

定価2000円。
ホームページ
をご覧になって購入お申し込みの方には、送料を無料にさせていただきます。

お申し込み、お待ちしていま〜す!




CD「ふるさと」レコーディング終わる!

8月中旬から始めたCD「ふるさと」=長・崎・歌・百・景◎ベスト=のレコーディングが
ほぼ終わりました。あと少しの編集作業を残すのみ・・・それも10日夜には終了予定!!!!!

     榎省司、小峰秀孝、広畝百枝。    谷恵美子、野口エミ子、榎昭子。   犬塚洋子、田川代枝子、田川照子。
残念ながら、松谷英子さんは夏の暑さで頭痛が続き、このところレッスンもお休みしておられます。
また涼しさが戻ってきたら復帰される予定です。
「ひまわり」が歌った作品は「もう二度と」「旅する人へ、ながさき」「テンポコナシの詩」の三作品。

「もう二度と」は、被爆者の切実な思いを歌いました。

聞こえていますか 被爆者の声が
あなたの耳に 聞こえていますか
もう二度とつくらないで わたしたち被爆者を
あの青い空さえ 悲しみの色



「旅する人へ、ながさき」は、前川佳子との共作になりました。
特に、二番を心をこめて歌っていただきました。

二、あの日の悲しみを 乗りこえて今
わたしは生きる この街に生きてゆく
明日への願い 託して歌う
感じて下さい 見つけて下さい
長崎の声を 長崎の祈りを

「テンポコナシの詩」は、ふるさとの原風景を歌ったものです。

炭焼きの煙が 岩屋を上がる
炭焼き爺やが 岩屋を下りる
早う帰らにゃ 日が暮れる
急いで帰らにゃ 暗うなる
テンポコナシが 枝をふる

「ふるさとを歌う合唱団」との共作で、いい味を出して下さいました。

   佐藤聡美(団長)          朝長初巳           前川佳子            山下律子

            野元靖子          吉田望弥           迎真理子         林田絹枝

        宮崎都子           亀山裕美子           緒方礼子            宮崎ミサ子

今年四月に発足し、毎週木曜日の夜、レッスンを重ねた「ふるさとを歌う
合唱団」。レコーディングを終え、九月からまた新たにレッスンを始めま
したが、新しい合唱団名が決まりました。合唱団「ふるさと」
今回のレコーディングでレッスン以上のことを学び、合唱だけではなく
ソロの歌い手としてもガンバッたメンバーもいます。
今後も、私寺井一通とともにふるさと、長崎での文化の担い手として
頑張って貰いたいと期待しています。

      宮崎つさえ

CD「ふるさと」の完成は十月初め。今回もたくさんの方々に制作協力や予約をいただきました。
心からの感謝の気持ちでいっぱいです。完成後すぐにお手元にお届け致します。
今回はナレーションはなく、一曲、一曲を独立させた形での構成になりました。

『長崎の熱い思いを贈ります。
平和への静かな祈りを贈ります。
ふるさとを愛する心を贈ります。
ふるさとに生きる息吹を贈ります。』

そんな「ふるさと」への思いをいっぱい詰め込んだ今回のアルバム。
自信をもってお贈りします。全十四曲。定価2000円。是非お聴き下さい!


残暑お見舞い申し上げます!

暑い暑い日が続いていますが、皆様にはお元気でお過ごしのことと思います。
私も、音楽活動と農作業の「半農半音生活」に身を置き、連日休むことなく
元気にこの夏を過ごしています。
三年前に植えたブルーベリーが見事に結実し、その収穫作業に追われる日々の中、
新しい作品の創作やCDアルバム「ふるさとー長・崎・歌・百・景◎ベストー」の制作準備、
そしていよいよ明後日(16日)から本格的なレコーディングに突入します。

琴海の我が家から見える風景と青い海の写真です。

そして現在の心境を綴った「故郷の山からー2007.夏ー」の詩を送ります。
今回のアルバムに収録の予定です。いつか機会があったらお聴きいただければ幸いです。

         故郷の山からー2007.夏― 詞・曲・歌/寺井一通

                お元気ですか わたしは今 故郷の山懐に                抱かれながら 日々の暮らしを 熱い思いで重ねています
窓から見える遠い山並み 海から寄せる風はさわやか

 陽光(ひかり)を浴びて 緑豊かな 大きな自然に生かされながら
 思えば遠い 道のりを 揺られて迷い続けて
 振り返れば 言葉にも出来ない 恥ずかしいことばかりの人生でした 
 日々の思いはめぐり巡って いつしか始めた田舎暮らし
 愛する人と 心寄せ合い 明日を見つめて今日を重ねて
   生きています 夢に向かって 照りつける暑い陽ざしに歯を食いしばり
    生きています 今日と明日を しっかりとつなげて この夏の日を

                          朝もや煙る 山の朝は どこか懐かしくて
                    幼い頃の 母の笑顔が 何故か浮かんで来るような気がして
                        土の匂いが誘う涙を 風がやさしく拭ってくれる
                     心静かに ただひたむきに 生きることだけと思えてくる
                        そんな暮らしの繰り返しに 何かしら手応え感じ
                      疲れた身体 引きずりながら ため息まじりの暮らしの中
                       いのちの強さ その儚さを 痛いほどにこの身に感じ
                      人の心の その危うさを そっと抱きしめてみたくもなる
                     生きています 大地の上で 麦藁帽子に長靴 汗にまみれて
                    生きています 今日と明日を しっかりとつなげて この夏の日を

                    通り過ぎて行った 人の顔が 浮かんではまた消えて行く
                     あなたの夢の 続きをきっと 形にしたくて今を刻んで
                   人は誰でも愛したいよね 傷つけ合うのは悲し過ぎるよね
                    ほんの短い その人生を やさしく豊かに生きたいはず
                      風はやさしくこの頬をなで 星空は微笑み誘う
                  眩しい朝の陽光(ひかり)は今日も 生きる勇気を与えてくれる
                     この歌声よ あなたへ届け すべての人の心へ届け
                    いのちあふれる 故郷の山から ささやかな手紙を送ります
                   生きています この空の下 やがて来る時代のやさしさ豊かさ信じ
                    生きています 今日と明日を しっかりとつなげて この夏の日を 


     
まどか&たぬバイオリンとギターコンサート
 
私の友人、小峰秀孝氏の知り合いで、バイオリニストのまどかまるこさんとギターリストのたぬさんが長崎来訪。
  何と精力的な活動を展開されているお二人なのか、と言うのが偽らざる感想!そして、その迫力ある演奏は圧巻!
  幅広いレパートリーに加え、そのヴォーカルの実力も素晴らしく、我が家やコンサート会場で聴かせていただき
  ましたが、すっかりファンになってしまいました。         写真は最後の夜、野外コンサートの模様。


 
つくば平和コンサート、7月19日。
佐倉チャリティコンサート、7月21日。

双方ともに大成功に終わる!
つくばの林順子さんはじめ、実行委員のみなさん、本当にお疲れさまでした。
一昨年の「平和コンサート」にお手伝いいただき、今回は自ら主催者として
頑張って下さった林さん、お世話になりました。
来年から恒例のコンサートになって行くか、どうかの試金石のような今回の
コンサートでしたが、参加されたみなさんには好評だったようで安心して
います。共演の落合佑子さん、宇澤和恵さん、ありがとうございました。
鶴文乃さんとの共作「嘘だと言って下さい」がきっかけになったつくばでの
コンサート・・・
末永く続いて行くことを願うばかりです。

そして、17回目を迎えた
「寺井一通チャリティコンサート」
「いのち輝け!合唱団」の歌声も、これまでで一番の出来、指揮をしながら大いなる
手応えを感じました。灰谷健次郎さんを偲びつつ・・・という、もうひとつの意味
もあり、僕自身も涙が溢れるという場面もありましたが、テーマをしっかりと絞った
ことにより、お客様に伝わりやすかったのでは・・・と考えています。もう18回目の
心配をしている自分がここにいますが、しばらくはゆっくり休んで、新曲も含めて準
備を進めようと思っています。とにかく、合唱団数52名の歌声に感動さえしている僕
がここにいます。「音楽仲間」としての連帯を今強く抱いています。ありがとう!

そのことについては、またゆっくりここに述べさせていただきます。

ただ、ただ感謝!のひとこと。



レッスン風景。

                「ふるさとを歌う合唱団」レッスン風景です。毎週木曜日夜7時から二時間。
                レッスン曲は「故郷〜人は生きる〜」「テンポコナシの詩」「明日こそきっと」
                「長崎の詩」「長崎まつり」「今、生きていること」・・・
                今回のレコーディングでは4曲ほど収録予定です。この合唱団の中に、ソロ
                の歌い手としても歌っていただく人がいます。

                そう言う意味では、今回のアルバム「ふるさと」は、「ふるさとを歌う合唱団」
                「被爆者歌う会ひまわり」と私、寺井一通の三者での制作になります。



ふるさとを歌う合唱団!

(5月24日撮影。)

CD「ふるさと」=長崎歌百景◎ベスト=のレコーディングが最初の活動。今年8月予定。
まだ団員数は少ないのですが、その歌声はなかなかのもの!
この中に、ソロで歌うことになっている人も含まれています。
被爆者歌う会「ひまわり」と、この「ふるさとを歌う合唱団」、そして寺井一通でお贈りする
新しいアルバムにご期待下さい。

そして引き続き、合唱団員を募集しています。
夜間のレッスン(毎週木曜日午後7時〜9時)なのですが、休憩時間など
お互いに教え合っている光景はまるで「夜間中学」のよう!とにかく楽しい仲間たちです!
二十歳代から八十歳代までの幅広い年齢層の団員・・・男声がひとり!は少々淋しいかも・・・
是非一度見学にでもお出掛け下さい。


 ふるさとを歌う合唱団、
      4月発足!団員募集!

 
 
  レコーディングやコンサートを軸に活動を展開して
  ゆく予定の新設合唱団です。
  勿論オーディションはありません。4月5日、第一回
  練習日に足をお運び下さい。場所は、長崎駅前交通
  会館5階練習ホール。見学大歓迎!です。
  この夏、第一回目のレコーディング予定。
  個人、グループの募集もしています。
  歌うことの好きなあなた、是非ご連絡を!
  長崎の歌たちがあなたを待っていま〜す。
    рO95−884−2180 ながさき・音楽村まで。 
 



3月4日、名古屋でのコンサート。

 友人の木工家、三尾英明氏からの依頼で名古屋
 でのコンサートに出掛けてきました。
 レストランでのコンサート。コンサート終了後に
 みなさんで食事を楽しんでいただきました。
 「むくの木」という工房を持ち、素晴らしい作品を
 創っていらっしゃる三尾氏。創作の仲間たちとの
 共同展ということで、その最終日のコンサート。

 二十年来の友人である三尾氏・・・
 コンサート終了後に、彼の自宅へ伺い、久しぶり
 にゆっくりと語り合うことが出来ました。
 
 いつの日か、長崎でも彼の「個展」を開きたいと
 考えています。彼の手作りの「器」は、使うほどに
 しっくりときて、奥様の描いた「絵」とのバランスは
 絶妙です。双子のお子さま、あづちちゃんとあすか
 ちゃんもやはり同様の道に進まれるとか・・・
 絵を見せていただきましたが、それは素晴らしい
 作品でした。


「ふるさと」を歌う合唱団

今年のCDアルバム制作は「ふるさと〜長崎歌百景◎ベスト〜」。
その中で、歌っていただく合唱団員を募集します。
応募資格はお一人でレッスンに通える人、と言うことで高校生以上にさせていただきます。
この四月からレッスンを始め、夏に予定していますレコーディングに臨みます。
レッスン日は毎週木曜日午後7時から9時。会場は駅前交通会館5階練習ホール。
長崎を愛し、歌うことが好きな人ならどなたでも大歓迎!です。

詳しいことは 095−884−2180 ながさき・音楽村 まで。

みなさんのご参加をお待ちしています。(受付は随時です。)


いのち輝け!合唱団が本格始動!


今年、2007年7月21日(土)の本番へ向けて、千葉の「いのち輝け!合唱団」も
本格的にレッスンを始めました。
(2月17,18日)

 いんば学舎・草深でのレッスン風景です。
 現時点での団員数、約40名ですが、
 今年は60〜70名にしていきたい!とは
 井口美津子団長の弁。
 今年の合唱曲は「松虫賛歌」「わたしの出会った
 子どもたち」よりメドレー、「人を愛するということ」
 「そんな人生がちょうどいい」「白い鳩よ」
 「LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」と
 盛りだくさん。

 故、灰谷健次郎氏を偲ぶ楽曲にも取り組みます。
 以前、灰谷さんも「いんば学舎」ガンバレ!と
 「講演と音楽の集い」に出ていただきました。
 

二日間のレッスンの内、一日はピアニストが都合が悪く、
私がピアノを弾きながらのレッスンになりました。
毎月第三土、日がレッスン日、千葉にお住まいの方、是非是非参加しませんか。
ったり、泣いたり・・・の何とも楽しいレッスンです。

因みに、コンサート名は・・・

2007年7月21日(土)午後二時開演
佐倉市民音楽ホール
いのち輝け!いんば学舎「風と土と光とともに」
寺井一通チャリティコンサート

です。

今後も、レッスン風景や何か新しい情報がありましたらお知らせしますのでお楽しみに!








12月17日
寺井一通〜愛と平和のコンサート〜

この冬にしては寒い一日でしたが、約360名のお
客様にご来場いただき、感動のうちに終演を迎え
ました。全22曲、愛と平和の歌声が平和会館いっ
ぱいに響き渡りました。出演者の被爆者歌う会「ひ
まわり」のみなさん、宮崎つさえ、山下律子、迎真
理子、能美沙織、平野実奈、馬川慶子、高比良陽
子、齊藤享のみなさん、本当にお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。
この感動を新しい年へつなげて、また新しい文化を
創造して行きましょう!

と言う訳で、今年も残り四日になってしまいました。
2006年、本当にお世話になりました。有り難うございました。
様々な出来事に一喜一憂しながらの、この一年でしたが、来年もめげることなく大いに
長崎からの音楽文化を発信し続けて行く覚悟です。
どうぞ新しい年、2007年も宜しくお願い致します。

来年一月は休養させていただきたく、また二月からみなさんにお会いしたいと思います。
それでは・・・・よいお年を!


私の尊敬する灰谷健次郎さんが11月23日『食道ガン』で亡くなられました


お通夜も葬儀もしないと言うことでしたが、
じっとしていることが出来ず、すぐに長崎を出発し、
夜8時頃、灰谷さんの自宅へ伺ったのですが、お身内の方々と親しい友人たちが顔を揃え、
灰谷さんの眠る場所で、思い出話に花を咲かせていました。
そして翌24日。火葬場までご一緒させていただきました。

灰谷さん。
あなたと出会って十五年余・・・
本当にお世話になりました。そして人が生きることの意味ややさしさを存分に教えていただきました。
最後の会話は今年八月の末、やっぱりあのご自宅で二時間ほどゆっくりお話をさせていただきました。
すっかり痩せ細っていらしたあなたの姿を拝見した時、涙が溢れそうになったのを覚えています。
「こんな病人を前にして、言葉が見つからないでしょう。」
と、やっぱりやさしかった灰谷さん。
それでも灰谷さんらしく、人生や社会のこと等々、痛みをこらえて話して下さいました。。
「会えてよかった・・・」というわたしに「また会えるよね!」。
この言葉が最後のあなたの声として残っています。

思い出はつきませんが、今後様々な場面であなたのことを語り、歌い続けて行きます。
苦しい苦しい最後だったと聞きました。
七十二年間の人生、本当にお疲れさまでした。
それ以外、今は言葉が見つかりません。

どうぞゆっくりお休み下さい。

沖縄・渡嘉敷島の灰谷さん宅で。
こんな楽しそうな顔はもう見られないのですね。




長らくご無沙汰を致しました。
季節は夏から秋、そして冬へと移行しつつあります。
少しばかり書き込みが出来なかったと、開いてみると「こんなに!」と思うほどの時間が
流れていました。本当にごめんなさい!

今、冬のコンサートのためのレッスンに明け暮れています。
今日も、被爆者歌う会「ひまわり」のレッスンでした。
テレビ局の取材が入り、いつもになく力が入りなかなかの出来・・・
様々な集い等に出演があり、回を重ねる度に「歌う」ことへの自信を深めて行っているのが
理解でき、一応の指導者として嬉しい限りです。

今日はご報告がひとつ。
長崎市民エフエム放送で、毎月第二、第四火曜日の午後7時から8時までの一時間。
生放送で「寺井一通の「友よ今日も歌っているか」」
という番組を10月から開始。
台本ナシのトーク番組です。
まだエリアが狭く、長崎の戸町あたりから葉山あたりまでしか聴けないらしいのですが、
その界隈にいらっしゃる方、是非一度お聴きになってみて下さい。
76、7メガヘルツに合わせてみて下さい。

まさに今日が放送日。
これからスタジオへ出掛けるところです。

そんな訳で、今日は番組のご紹介をさせていただきました。
それでは行って参ります。

2006年11月14日 寺井一通

この夏の大きなふたつの取り組みが終わりました。
ひとつは、千葉・佐倉市の
「第16回寺井一通チャリティコンサート」そしてもうひとつは
福岡市での
「第10回八月を朗読とシャンソンで記憶する集い」

チャリティの方はこれまで何度かご紹介させていただいていますので、今年も「大成功!」だった
ことをご報告させていただき、また来年に向けて始動しなければならないと気を引き締めていることも
重ねてご報告致します。

さて「八月を朗読とシャンソンで記憶する集い」。
運営委員会の方たち十数名でしょうか・・・様々な職種、年齢層の方たちが
「平和」をど真ん中に据えた、地に足をしっかりとつけた「文化運動」を展開されています。
運営委員の人が詩を書き、また同様に運営委員の人が朗読をする。
勿論自らの詩を自らが朗読をする方もいらっしゃるという、表現者たちの集まりとでも言いますか・・・

その集いのゲストとして迎えられ、シャンソンやオリジナル曲を歌って来たのですが、
福岡という地に余りこれまで縁がなく、殆どのお客様が初めてお会いする方、と言っても過言では
ない状況の中で、歌い手、寺井一通として歌わせていただきました。

お客様の、そのまっすぐな眼差しを感じ、一体感を抱き、チャリティコンサート時と同様の思いを
抱かせていただきました。その主催者の質みたいなものがお客様の質につながることを
改めて痛感した次第です。本当にお世話になり、またすてきなお客様の前で歌わせていただいたことに
心からお礼を申し述べたいと思います。「ありがとうございました。」

この夏の暑さの中で取り組まれ、もう身体がボロボロという方もいらっしゃるようですが、
どうかくれぐれもご自愛なさり、またすてきな文化作りのために心と力を注いでいただきたく期待致します。

同じ思いの人間たちがここにもいる! 素直な思いです。
深い連帯をこめて、今後も見守って行きたいと強く思っています。
そして私で何かお役に立つことがあったら、長崎と福岡の距離・・・張り切って出掛けたいと
本気で思っています。そして、本気で丁寧に取り組んだ「文化」の素晴らしさを今後も大いに
広げていただきたいと強く強く願っています。
(06.9.01記)

しばらくの間「休農宣言!」


お風呂の薪割り作業や
草取り作業、そして指揮やレッスン時のピアノ等がひびいて
右手の痛みがひどくなって来ました。残念ながら、しばらくの間、農作業を休みます。
左手と比べ、ヒジのところの軟骨が出て来ており、その痛みも中指まで、と言う有様・・・

今後、千葉・佐倉市でのチャリティコンサートや福岡での歌う機会が待っており、
長崎を離れる日が多いのですが、これを機会に少々休むことに致します。

レッスンは休むわけには行きませんので、何とか頑張って続けなければなりません。
そんな訳で、
「全音生活!」に大いに励みたいと考えております。

夏の強い陽ざしを浴びながら、稲たちも緑濃く育っています。
ブルーベリーもこれまで8キロほどの収穫があり、まだまだ収穫作業は続きます。
収穫作業は左手でも可能なので、大丈夫かな?と思っていますが・・・

以上、ご報告まで【2006.8.14】

61年目の8月9日

128回目の「ながさき・うたの日」コンサートには、全国各地から大勢の人が集まって下さり、
いつもの長崎のメンバーとともに充実した楽しい時間を共有することが出来ました。
「黙祷」に続き、「浦上」から始まったコンサート・・・CDで「ハイヒールの詩」を歌ってくれた
平野実奈ちゃん(14歳)もソロで「ハイヒールの詩」を歌い、「もう一度だけさようなら」
という曲も初披露、現在レッスン中の山下律子さんも「野に咲く一輪の花のように」という大曲を
見事に歌って下さいました。「ひまわり」の坂本フミエさんと小峰秀孝さんも現在レッスン中の
「もう二度と」という歌を歌って下さいました。
福岡で「八月を朗読とシャンソンで記憶する集い」(8月30日、寺井一通がメインゲストで出演)を
取り組んでいらっしゃる被爆者の吉崎幸恵さん、我が友人で、広島で平和活動を展開している
高校教諭、中川幹朗氏や大阪の「原爆症認定集団訴訟」の弁護団の有馬純也氏からお話も
いただきました。「祈り〜母と娘の詩〜」の作詞者、歯科医師の稲澤陽三先生にも「嘉代子桜」に
ついてのお話をいただき、宮崎つさえが心をこめて歌ってくれました。
みなさん、本当にありがとうございました。

休憩も取らず、二時間たっぷりの「平和コンサート」の後には、
時間のある人たちに残っていただき、「うたの日」の会からのささやかなお礼の気持ちで
「皿うどん」や「餃子」等々お出しし、みんなで美味しくいただきました。
勿論、運営委員長の野元靖子の発案で、61年目の夏も感動とともに終わった次第です。

サンフランシスコのラジオ毎日
「ハイヒールの詩」を番組で紹介したいので是非送って欲しいとのファックス、電話があり
お送りしたところ、30分番組では紹介しきれないので、前の番組の時間を削っていただき
45分番組にし、CDをそのまま流したい、との嬉しいご返事があり、大いに歓んでいます。
約一万人のリスナーがいる番組らしく、何らかの反応があるのでは・・・と担当者の弁。

CDや書籍がなかなか売れなくなって来ている昨今・・・
「ひまわり」の会長、田中重光氏と汗だくになって長崎の街を歩いていますが、その厳しさを
痛感している中で、上記のような嬉しいニュースがどれだけその疲れを癒してくれるか・・・

11日、
一橋大学の高林朋世さんを囲み「ひまわり」の有志が我が事務所に集いました。
彼女の卒論作成のお手伝いとして「音楽と平和」について語り合いました。
日頃「ひまわり」のみなさんとのレッスンは有りますが、話し合う時間はなかなか持てず、
お一人お一人の思いや考えを知る機会もそんなにないのですが、「今後こんな時間も持てたら
いいね!」との声が上がり、9月からの週一回のレッスン後に時間を設けたいと考えています。

8月9日は過ぎてしまいましたが、今年いっぱい「ハイヒールの詩」普及のために
大いに動いて行く覚悟です。どうか今後とも宜しくお願い致します。

ご報告まで。【2006.8.12】


暑中お見舞い申し上げます。
連日暑い日が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
私は「半農半音」生活に身を置き、草取り、草刈りの仕事や
ブルーベリーの収穫作業、CD「ハイヒールの詩」の普及等に
この夏、燃えています。

8月9日も間近・・・
今年はいつものように「田園」での「うたの日」コンサート。
夜7時からです。因みに入場料1000円です。

その前に、9日午後2時から「日本被団協」結成50年の集いが行われます。
50年前、長崎に於いて発足したとのこと。
諸先輩たちのたゆまぬ平和への活動に習いながら、今後も「音楽」を通して
後に続いて行きたいと意を強くしているところです。

被爆者歌う会「ひまわり」のみなさんも元気に61年目の夏を迎えられています。
いよいよ秋の「浦上天主堂」コンサートに向けて始動しなければなりません。
現在18名のメンバー。大いに頑張りましょう!
(2006.8.7記)




CD
「ハイヒールの詩」が完成致しました。
2006年7月1日発売です。制作協力、ご予約をいただいた方には
先行してお送りしたのですが、なかなか好評でバックオーダーも
いただいている嬉しい現状をご報告させていただきます。
45分少々の作品ですが、プロデューサーとして
納得出来る作品になったと自負して居ります。

この夏、全国へ広げたいと本気で思って居ります。
是非一度お聴きいただきたく宜しくお願い致します。
定価2000円

TEL&FAX 095−843−5996
すぐにお送り致します。

重ねて宜しくお願い致します。

2006.7.6
寺井一通

日々の忙しさに追われ、なかなか更新が出来ないでいます。
レコーディングも6月1日ですべて終了し、現在完成を待つのみとなっています。
今月末には完成予定です。

今回の参加者、被爆者歌う会「ひまわり」、「ハイヒールの詩」を歌ってくれた
三人の若き女性たち、そして私、寺井一通。
ナレーションの慎改彰子さん、語りを入れて下さった松谷英子さん。

それぞれの立場で見事に力を発揮して下さいました。
私も久々に「歌う手」として手応えを感じながら歌うことが出来ました。

いい作品になったと自負しています。
あとは一人でも多くの方々の耳に、心にお届けしたいと言うことだけです。

長崎の声を、長崎の心を、
昨年より静かになった長崎の街から贈ります。ご期待下さい!

2006,6,15記)


さあ、いよいよレコーディングへ!
「ハイヒールの詩」歌い手三人、決まりレッスン中。

十名を越す応募者の中から「ハイヒールの詩」を歌って下さる三名の女性を選出し
現在、今月に迫ったレコーディングへ向けて猛レッスンの最中です。



(左)
迎真理子さん。佐世保市の美容師さん。(中)平野実奈さん。佐世保市の中学三年生。
(右)能美沙織さん。北九州市からレッスンに通う18歳。

それぞれに個性があり、興味深いのだが、三人一緒のレッスンにて何とも声が合うので
正直なところ、驚きつつホッとした次第です。
レッスンテーマは「楽曲を自分に近づけるのではなく、自分が楽曲に近づく。」
レコーディングも三人ともに、と言うわけには行かないのだが、ブリッジ方式で頑張って貰う。

被爆者歌う会「ひまわり」の全メンバー17名。
男声が田中会長のほか三名も増え、力強い歌声が期待される。
女声も二名増え、ますます確実な歌声になってきた。
「この声が聞こえますか」「被爆者であること」「あなたがあなたらしく生きてゆくために」
の三曲を歌っていただく。

十六分音符の多い
「被爆者であること」には、大いに苦労しているが
私と一緒に歌うことになっており、何とか上手く行けるだろうと思っている。

今月16日からレコーディングに突入し、半月で仕上げなければならない。
「上手く歌うことではなく、ちゃんと伝えられること」
この一点で歌う!

とにかく素晴らしい作品に仕上げようとみんな張り切っています。
応援、宜しくお願いします。

新年のご挨拶以来、すっかりご無沙汰をしてしまい申し訳有りません。

「ながさき・うたの日」も十一年目に入り、三月で通算百二十三回目のコンサートを終えました。
いつもいつも駆けつけて下さる人、新しく「うたの日」ファンになって下さった方・・・
少しずつ様変わりしながら、それでも一貫して「平和」「いのち」を真ん中に据えた「うたの日」は健在です。

そして今年の一番の取り組みは
CDアルバム 被爆者松谷英子「ハイヒールの詩」〜たくさんの愛にささえられて〜
の制作です。
一月から、その構成、楽曲の創作、「ひまわり」のレッスン等々
必死に取り組み続け、やっと外に向けてアピール出来る状況になりました。

全八曲。ナレーションと松谷英子さん自身の言葉も入れた作品になります。
歌は久々に寺井一通が主に歌い、被爆者歌う会「ひまわり」と新しいメンバーが加わって歌います。

作曲は全作品、寺井の作曲ですが、作詞では何と「音楽村」の愛する仲間、溝口昌喜君が二篇書いて下さり
グッとこの作品が深みのある、また広がりのあるものになったと思っています。

M−1 プロローグ
M−2 ハイヒールの詩
M−3 独白〜ありがとう、母さん〜
M−4 インターミッション
M−5 この声が聞こえますか
M−6 被爆者であること
M−7 あなたがあなたらしく生きてゆくために
M−8 LOVE SONG FOR PEACE

三歳時に被爆し、右半身不全マヒという決して治らない障害を持ちながら、被爆者として、人間として
必死に生き抜いてきた松谷英子さんの青春時「ハイヒールを履いて颯爽と街を歩きたかった。でもそれも
夢に終わってしまいました。」
と言う言葉を受け止め、被爆者の方々の思いを重ねた作品創りを今年の
最大の取り組みにしたいと決意した次第です。

五月末までにレコーディング
を終え、七月一日に発売する予定で進めています。
定価2000円予約も受け付けています。六月いっぱいまでで送料込み2000円での予約となります。
制作協力のお願いもさせていただいています。〆切は五月いっぱい。印刷の関係です。
一口10000円CDジャケットに「ご協力者」としてお名前を掲載させていただき、
ご要望に応じて1〜5枚お送り致します。

  松谷英子さん。被爆者歌う会「ひまわり」のメンバーでもある彼女は
小さい身体で明るく生きていらっしゃいます。核廃絶を求めて・・・

レッスンは毎月第二、第四火曜日午後二時からなのですが、三月からはレコーディング終了まで
毎週火曜日にしようと張り切っています。アルバム制作をきっかけに新メンバー三名が入会し、現在
17名のメンバーで楽しくレッスンを続けています。因みに「ひまわり」が歌う楽曲は「この声が聞こえ
ますか」「あなたがあなたらしく生きてゆくために」の二曲、「被爆者であること」を寺井と一緒に歌い
ます。                       (写真は三月十四日のレッスン風景。撮影/野元靖子)

今後「ハイヒールの詩」製作日誌みたいな形で活動の取り組みをご紹介していきたいと考えています。
今、表題曲「ハイヒールの詩」を歌って下さる若い女性を募集し、たくさんの応募をいただいたのですが、
26日(日)にオーディションを開く予定になっています。
東京や北九州からも応募をいただき、先ず面談をさせていただき、譜面と音資料で楽曲を覚えていただき
今度の日曜日に再度集まっていただくことになった次第です。

ご協力いただいた新聞各社の方々、本当にありがとうございました。

ご予約、制作協力のお申し込み
郵便振替 No.01720−5−41290  寺井一通音楽事務所
まで、宜しくお願い致します。

今年は「ハイヒールの詩」に賭けます!








新年おめでとうございます!
今年も大いに愛を、平和を、人生を歌い続けます。
2006年が皆様にとって素晴らしい年になりますよう祈って居ります。

「半農半音生活」も三年目に入ります。
「いのち」を積極的に肯定する立場を貫きながら「農」と「音楽」に生き抜きます。

今年も宜しくお願い致します。

2006年1月 寺井一通




12月19日

昨18日夜、カルベラでのコンサート。
親しい仲間たちが、小雪の舞い散る中駆けつけて下さった。

演奏は我が愛すべきスタッフ。
馬川慶子、高比良陽子、齊藤享、田嶋博康。
ラブソングを中心にステージを繰り広げた。
荒木孝子。
私の音楽シーンの重要な部分を支えてくれた彼女。
来春、フランスへ行く予定。
ともにステージに立つのは今回が最後かも・・・
被爆者歌う会「ひまわり」。
「恋は水色」「長崎の鐘」を歌って下さった。
来年は松谷英子さんをテーマにした
組曲「ハイヒールの詩」に取り組む。

今年も数多くの人たちの温かいご支援、ご協力をいただいて、何とか「音楽」に生きて来られたようです。
ただただ感謝の一言です。
まだまだ年内の仕事は続きますが、創作活動にも励みます。
組曲「ハイヒールの詩」も来年早々には完成し、CD制作と被爆61年目のステージの準備に入ります。

「心の上に胃袋を置かない」生き方ってなかなか大変ですが、
人間として豊かな生き方を模索しながら生き続けて行きたいものです。

いのちを積極的に肯定する立場を貫きながら・・・


12月17日

昨16日、長崎市香焼にて
「寺井一通ファーストライブINこうやぎ」を行った。
教育委員会と商工会の共催で行われたシャンソンとオリジナルで綴ったコンサート。
公民館の会議室ふたつを使用したコンサート会場。
約100名ほどのお客様と楽しい二時間を過ごした。

教育委員会の課長さんと商工会の所長さんが高校時代の同級生、と言う
故郷ならではの状況で実現したコンサートだったが、出演者も深く感銘を受けたと言う感じの
いわばコンサートの原点みたいなものがあったような気がしている。

それは何なのだろうか、と考えるが、音楽が大切にされる空間がドン!とあったことだ。
と言うことは、そのど真ん中に人間が存在していると言うことだと思える。
自分たちのまわりにあるもの全てを大切に思う気持ちが、例外なく参加者すべての心に確かにあったと言うことだ。
言い換えれば、そんな気持ちを誘うだけの力が音楽にあったと言うことではないだろうか。

「こんなコンサートをどんどんやって行きたいね!」
我がスタッフの異口同音の言葉だった。
確かにペイする、と言うところでは厳しい状況があるのは事実だ。
でも大いなる手応えを感じ、お客様も「またやって欲しい!」と言う声が圧倒的だった。
香焼ではまた実現することになるだろう。
他の街で如何に取り組んで行けるかが問題だ。
それにしても「音楽」に生きていることの確かな歓びを感じた一夜だった。

明日はディナーショウ
カルベラにて「寺井一通世界のラブソングを詩う!」が控えている。
寒さがかなり厳しい長崎だが、暖かいコンサートに!と張り切っている。

それにしても気がつけば3ヶ月足らず書き込みをしていなかった。
「音楽村」の日々の紹介が主になってしまい、申し訳なく思っている。
今後はどんどん「ひとりごと」も書き込んで行きたいと考えているのでヨロシク!

寒い寒い日が続いています。
どうか風邪など引かれませんように!


9月21日

去る9月17日、つくば市「カピオホール」で行われた
「寺井一通平和を歌う〜長崎の鐘、つくばに響く〜」
コンサートも大成功に終わりました。

鶴文乃さんはじめ、実行委員の方々、本当に有り難うございました。
共演して下さった
落合祐子さん、筑波大学のア・カペラサークルの五人の仲間たち、お疲れさまでした。
そしてピアノ演奏の高比良陽子、お疲れさまでした。

初めてのつくばでのコンサート。
今年三月に一度だけ伺い、ギターの弾き語りでのご挨拶だけでしたが、約半年間
必死に取り組んで下さった実行委の皆様の思いとステージを担当する人たちの思いが
ひとつになって、満席のお客様に伝わったのでは・・・と考えています。

被爆60年の夏も一応終わりました。
しかし、
今年を新しい平和音楽運動のスタート年にしたいと考えます。
被爆者歌う会「ひまわり」や千葉の「いのち輝け!合唱団」のメンバーも
今や揺るぎない音楽仲間。
「ながさき・音楽村」の仲間たちとともに大いに「いのちの文化」を発信して行きましょう!

今回のコンサート・・・
懐かしい友人たちにも会うことが出来ました。
同じ思いで生き抜くことの大切さを存分に痛感させられました。

さあ、
10月18日は全国の被爆者の集い。東京、九段会館。
「ひまわり」のみなさんと出掛けます。
そして、長崎からの歌声を響かせて来たいと張り切っています。



9月7日

浦上天主堂のコンサートが終わり、千葉・佐倉市民音楽ホールでのチャリティコンサートに
出掛けていました。8月末のリハーサルからずっと千葉に滞在。
少々疲れた身体を休めた上で本番に臨もうと思ったからです。

本番は9月3日。午後二時開演。
ホールいっぱいのお客様の前で、気持ちのいいコンサートを展開してきました。
「いのち輝け!合唱団」もこの七ヶ月のレッスンの成果を存分に発揮してくれました。
特に「浦上天主堂」で歌った「白い鳩よ」は最高でした!
勿論他の歌も良かったのだけれど・・・

十五回というひとつの節目のコンサートでしたが、息切れすることなく、
第十六回目を迎えられるような・・・
そんなみんなの前向きな思いに支えられていることを痛感した次第です。

実行委員会のみなさん、ボランティアのみなさん、そしてたくさんのお客様。
本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
出演者の
宮本希利奈、馬川慶子、高比良陽子、齊藤享、そして演出の若狭健二さん
改めてお礼を言います。ありがとうございました。

今年中に来年のための創作を終了し、来年一月から「合唱レッスン」に
入ろうかと考えています。
ずっとずっと続いて行くだろうこの「チャリティコンサート」。
どこで終わるのか?って・・・
どうも寺井一通が歌えなくなるまで続くらしいです。

とにかく私の音楽を「歌う」ことによって共有してくれている同志「いのち輝け!合唱団」。
いつまでもいつまでも
「いのち」「愛」「平和」を歌い続けて行きましょう!

どうぞ少しばかりゆっくりお休み下さい。

長崎での仕事を続け、次回は
9月17日のつくば市での平和コンサートに出掛けます。
新しい出会いを楽しみにしつつ、平和への思いを、長崎の心を歌って来ます。
つくばの方たち、宜しくお願いします。

去る8月21日の「長崎から平和の歌コンサート・イン・浦上天主堂」。

200名を超える出演者とたくさんのお客様にお出でいただき、無事成功裏に終わりましたことを
ご報告させていただき、感謝の思いを伝えさせていただきます。

8月に入り体調を崩してしまい、かと言って殆ど休みなく動いていましたが、
ホームページへの書き込みを出来る余裕はなく失礼致しました。

まだ総括も何も出来ていない状況ですが、念願のコンサートが無事終了したことを
お伝え致します。たくさんの方たちの温かいご協力をいただき、平和の思いを存分に歌うことが出来ました。
各出演者も本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

詳細はゆっくりとご報告をさせていただきたいと思っています。
心からの感謝の思いをこめて・・・


7月19日

野元靖子、溝口昌喜とともに佐世保市早岐の町を訪れた。
「原爆稲」をご紹介して下さった前川雅夫氏(郷土史家)のお宅へお邪魔したのである。

かなり古いビルだが、前川氏所有のもので、二階建て。
一階は「お弁当やさん」が営業をなさっている。
実はこの二階が遊んでいるので、何かしら有効的な活用が出来ないものかとご相談を受け、三人で同行した次第だ。
「シャンソンの集い」やレッスン等・・・佐世保の地で展開出来たら嬉しいね!と言うことで
話は弾んだ。今週末から二階の解体が始まり、来月中旬には仕上がる予定らしい。

 この二階から新しい文化の波紋が広がることに
 なったらいいネ!
 
 早岐の家並みが面白い。長い一軒の家、表は
 商店、中が住居、海に面した裏が倉庫なのだ。

 ビルの屋上で記念撮影。溝口、野元、前川氏。
           (左から)
 町並みも面白い。すぐ近くに海があり、山があり、
 人の息づかいが感じられる町だ。が例に違わず
 この町も小さな商店が消えてゆく厳しい現実。

再びの訪問を約束し、早岐の町をあとにした。
何かしら素敵な予感を感じながらの三人だった。勿論前川氏も歓んで下さった。
先ずは、ご近所の方たちをご招待しての「ミニ・コンサート」から始まることになるだろうとのこと・・・
月に一度か二度、伺うことになるかも知れない。
野元も佐世保での活動の展開と言うことで、地元での動きを歓んでいるようだった。



7月8日

昨夜、少しばかりの作業は残しているが、その99%のレコーディング作業が終了した。
何度も、何度も試聴し、全12曲を確かめる作業を続けている。
勿論、パーフェクトの出来とは言えないが、その一曲、一曲につながる風景が浮かぶ。

その中で、最も変化を見せたのが、被爆者歌う会「ひまわり」のみなさんだ。
ただ歌うことを期待して入会された方も多くいらっしゃるようだが、
文化としての自分たちの歌の存在に気付き始められたようだ。
そしてその手応えを存分に感じていらっしゃるようなのだ。

嬉々としてレッスンに臨まれる。
注意などに必死に耳を傾けられる。
そして、その結果歌声が変わる。

先日、レコーディング後に、私の「ある夢」をみなさんに語った。
大いに受け止めて下さった。
いつか、その「夢」をご紹介できる日を楽しみにしている。
多分ご紹介できる日が来るとすれば、実現に近づいている時なのだろう・・・
どうしても実現したいと思っている。

アレンジの高比良陽子に、歌い手として初めて参加して貰った。
彼女の才能には大いに敬服しているが、歌い手としての力量もなかなかのものだった。
今後の最も大切な音楽パートナーとして大いに期待している。

様々な光景を残して、今回の「長崎から平和の歌」が八月に完成する。
新しい出会いも数多くあった。
その全ての人たちと「音楽」を通して結び合えた。

何よりの「財産」だ。
心からの感謝の思いでいっぱいだ。

7月4日

現在レコーディングの真っ只中。
連日「ナガサキの歌びとたち」がスタジオ入りして「歌録り」が進んでいる。
被爆者歌う会「ひまわり」も「高校生一万人署名活動実行委員会」も、城山、稲佐、南串山、小浜の子どもたちも
アンダソン真里奈も、無事レコーディングが終わった。
大崎高校から始まった収録も、今日の大浦中学の出張レコーディングでその殆どが終わる。
残るは「編集作業」と「トラックダウン作業」だ。
そして一枚のCDRが完成!
あとはプレス作業でいよいよ「商品」が出来上がる。

様々なエピソード等々・・・
時間がなく、今ご紹介出来ないのが何とも悔しいが、とにかく順調に(?)進んでいることをご報告!
疲れもピークに達しているが、気分は爽快!
CDアルバム「長崎から平和の歌」。是非是非聴いて欲しい!

6月23日

被爆者歌う会「ひまわり」、南串山第一小学校訪問。

「ひまわり」としては初めての取り組み。
メンバー7名が参加。歌の交歓会後、少人数のグループでの「体験談」。

詳細は後日。


6月22日

「長崎から平和の歌」レコーディング。
トップバッターは大崎高校生徒有志。♪「あの日から」。
各パートで歌を録音して行く。
神妙な顔つきの男子生徒たち。

歌い終わり、記念撮影。もう全く緊張感ナシ!
さわやかな歌声だった。ありがとう!



5月18日

昨17日。北九州市立曽根小学校6年生児童長崎への修学旅行
城山小学校を訪問。
別件で同小学校を訪ねていたのだが、彼らが
「嘉代子桜」の木の下で
「祈り〜母と娘の詩〜」
を歌ってくれるとの情報を得、彼らと面会、歌声を聴いた。
当初の予定を変更し、城山小訪問を決めた、と先生の弁。
歌い終わった後、千羽鶴を捧げる児童たち。

小さな偶然やきっかけで、「歌たち」はその距離には全く関係なく人々の心に届く。
あとは届いた人の心の問題なのだろう。
先生方は見事に受け止めて下さったようだ。
一枚のアルバムに端を発し、少年、少女の真剣な歌声へと結実してゆく。
そこには「感動」以外の何も存在しない。
勿論、私の心にも、児童たちの心にも・・・と信じたい。

「夏のコンサートには是非来ます!」と言って下さった言葉が身にしみて嬉しかった。
ありがとう!

5月8日

今夜「長崎から平和の歌コンサートin浦上天主堂」のポスターが届いた。
これでチラシ、チケット、ポスターがそろい、いよいよ宣伝・普及活動開始だ。

明日は
「ながさき・うたの日」コンサート。
その前に朝から
「大浦中学校」での「かけがえのない生命のために」という曲のレッスンだ。
明後日は
被爆者歌う会「ひまわり」のレッスン。
そして様々なアポがあり、様々な人に会う。

あと三ヶ月と十日余り・・・
気を引き締めて取り組もうと、改めて決意する。
レコーディングも六月末までに終了しなければならない。
とにかく今年の夏が終わるまでは気が抜けないようだ。


「ながさき9条フェスタ」 5月3日


去る5月3日「憲法9条を守ろう!」という集い
「ながさき9条フェスタ」が行われた。

公会堂と公会堂前広場での同時進行だったが、
「長崎から平和の歌」チーム(?)として、被爆者歌う会「ひまわり」、
高校生一万人署名活動実行委員会、
そして馬川慶子、齊藤享、寺井一通が参加した。

昨年3月20日の「イラク戦争一年の集い」と同様、実行委員会での取り組みだったようだが、
今回は少々苦言を呈したい。

一体どれ程の参加者を見込んでのことだったか知る由もないが、
公会堂の中と外での同時進行と言うのはかなりの無理が有ったのではと思う。
午後からの最初のステージ。
殆どと言っていいほど観客はいない。夏を思わせるような暑い日だ。
炎天下ではじっと立ち続けての聴く作業はかなり厳しいものがある。

後日「総括」なるものがあると思うが、その際に少々問題提起をしてみたい。


4月26日

「いのち輝け!合唱団」
「いんば学舎」を支援するコンサートで、私とともに歌声を響かせ続けている合唱団だ。
9月3日のチャリティコンサートのためのレッスンに取り組み始めたのが今年2月。
先週末もレッスンに励んだ。
今回のレッスン曲は「人はただひたすらに・・・」「悲しみの歌」「白い鳩よ」「LOVE AGAIN」。

8月21日の浦上天主堂の「長崎から平和の歌」コンサートにも千葉から駆けつけてくれる。
それも40名以上の団員が「白い鳩よ」「LOVE SONG」を歌ってくれると言う。
こんなに嬉しいことはない。
15年間の歴史というか、重みを存分に感じる。この14年間、私の楽曲を歌い続けてきてくれた。
その深い連帯と共感を、何気なくサラリと表現してくれる合唱団。
心の底から「感謝!」している。

何としても、今回のコンサートは成功を収めたい。
1000名を超える参加者を集めなければならないが、これまで以上の取り組みを展開したい。
そして来年以降の「長崎の音楽文化」の礎を築きたいものだ。
あと4ヶ月足らず先のコンサートだが、6月までのレコーディングと併行しながらの
取り組みになるが、「質」的にも納得できる作品を作りたいと思う。

今年の合言葉は「長崎から平和の歌」
チラシ、チケットも今日届く。いよいよ外へ向かって動き始める。

4月9日

「歌百景新聞」7号が出来上がり、手元に届いた。
11日発送のために「宛名書き」に頑張り、約600通書き終えた。
明日、スタッフが朝から封筒詰めの作業を頑張ってくれることになっている。

ゆっくり「桜の花」を見る機会もなかったが、何と我が家の上の公園にも見事な桜・・・
我が仕事部屋からも満開の桜が見える。
そして何より嬉しいのは暖かくなったことだ。

さて、今日は「ながさき・うたの日」コンサート
本格的な春の到来に、参加者も多いのではないかと思っている。
伴奏陣も馬川、齊藤、田島が参加の予定だ。
少々疲れを感じているが、仲間たちの笑顔で吹っ飛ぶだろうと期待している。
何を歌うか、は参加者の顔を見て決めよう!

と言うことで、またその内・・・


4月5日

「長崎から平和の歌」コンサート。
「嘉代子桜」の下で、の予定だったが、風が強く冷たく、残念ながら城山小・体育館でのコンサート。

内容は温かい、それ以上に熱いものになったと言ってもいいだろう。
初めて我が作品を人前で歌ってくれるのは
「城山小学校児童」「稲佐小学校児童」
「南串山第一、第二小学校児童」「高校生一万人署名活動実行委員会」
の仲間たち。
それに前日初デビューを果たした「被爆者歌う会・ひまわり」のみなさんとアンダソン真里奈ジョイス。
どれひとつも「こんな筈じゃ・・・」という場面はなく、みんな大いに「平和」をアピールしてくれた。

体育館に椅子を用意する。入場無料なのでどれほどの市民が来てくれるか全く分からない。
用意したのが160席。開演直前にスタッフがあわててどこからかパイプ椅子を運び込む。
約100席。もう他には椅子はないと言う。

260の椅子に座れない人たちが、壁際に立っている。
我が活動に共感して下さり、「歌・百・景」第三、四集のナレーションをして下さっている
慎改彰子さんのナレーションからコンサートが始まった。

プロデュース兼司会兼歌い手の仕事はとにかく疲れる。
特に「合唱」の際の「指揮」は全身運動だ。
しかし今回は心地良い汗が少々にじむ程度。体育館が少々寒いのだ。
お客様はじっと座りっぱなしの二時間・・・大変だっただろうと今更思う。

今回のコンサートの主催は
「NPOながさき県民医療福祉協会」
昨年創作した「祈り〜母と娘の詩〜」の作詞をされた稲澤陽三氏の発案だった。
お父様が「林嘉代子」さんの小学校5,6年生時の担任をなさっていらしたそうだ。
現在91歳の源二郎さんも会場に来て下さり、嘉代子さんとの思い出話で花を添えていただいた。

「歌びとたち」にとっては、6月レコーディング、8月21日浦上天主堂でのコンサートに向けて
いい経験になったと確信している。
「大義名分」ではなく、内容の素晴らしさを発信したいと考えている私にとっても大いに意義有る取り組みだった。

改めて主催者の方に感謝している。

この3ヶ月・・・
レコーディングと浦上天主堂コンサートと「田んぼ仕事」で慌ただしい日々だろうと思うが
そのどれもが、ど真ん中に据えるのが「いのち」。
何とか乗り切って行きたい!




4月3日

昨日長崎原爆被災者協議会の講堂で行われた原爆症認定集団訴訟の「原告を励ます集い」には
数多くの市民に集まっていただき、成功裏に終わった。実行委員会を作り、準備を進めた訳だが、被災協と我が事務所の共同作業という形での取り組みになり、これまでの「集い」とは、一味も二味も違ったものになったようだ。

「原爆症とは?」「裁判の現状は?」に続き、原告団の紹介、弁護団の紹介、最後に折り鶴で作ったレイを原告団のみなさんへ贈るという温かい感じの第一部だった。そして第二部・・・

私の司会で進行して行ったのだが、この日初デビューと言う二組の「ナガサキノ歌びとたち」。

ひとつは「被爆者歌う会・ひまわり」のみなさん、そしてもう一人はアンダソン真里奈ジョイス
見事なステージだったことを報告しておきたい。
少々気負っていた部分はあるにしろ、「ちゃんと伝えよう!」という日頃のレッスンそのままだった。

6月までのレコーディングは問題なく進むだろうという感触を得たのも事実だ。

さて今日はこれから「長崎から平和の歌」コンサート。
野外でのコンサートのため、お天気が心配だったが、何とか大丈夫なようだ。
昨日のメンバーに加え、高校生一万人署名活動実行委員会、城山、稲佐各小学校児童のみんなが
やっぱり初めてのステージに立つ。

一人で歌うだけのコンサートに比べ、その疲労感は数倍にもなるのだが、
自らの楽曲を提供し、託す形でのものはその手応えも数倍になるという満足感は自分だけのもの・・・

「嘉代子桜」がどれくらい咲いているのかも気になるが、参加者の歌声と平和を願う熱い思いで
一気に花開く!と行きたいところだ。

現在、朝9時20分。
城山小学校に10時集合だが、今俄に空が暗くなってきた。
とにかく心配だが、そろそろスタッフがやってくる。

「お願い。雨よ、降らないで!」


4月1日


あっと言う間に4月になってしまいました。この一月足らず、走り続けた感じです。
主要な取り組みは『長・崎・歌・百・景』第五集の制作準備・・・
楽曲の創作をはじめ、レッスンや各地でのコンサート等々・・・
何とか全曲が決定しました。全12曲。

大浦中学校生徒有志 ♪「かけがえのない生命(いのち)のために」
桜馬場中学校OB&OGの仲間たち ♪「僕らにできること」
「うたの日」に集う仲間たち ♪「WE NEVER FORGET」

前述の9曲と合わせて全12曲です。
あと3ヶ月、レッスンを重ねレコーディングに臨みます。

順不同になりますが、この一月の動きをお知らせします。

岐阜・多治見でコンサート。
あるお店の開店三周年記念の「シャンソンの夕べ」という企画でしたが、
会場は「地球村」という市の施設。
お店のファンがたくさん集まり、美味しいお料理とお酒で大いに盛り上がりました。
最寄りの空港は「中部国際空港」。
「宮の湯」という展望風呂に入ってきました。

熊本・岱明町でコンサート。
「平和と音楽の集い」で、「長崎の心」を存分に届けて来ました。
実行委員長の永目喜一郎さんという方、私と同年代の方ですが、とにかく器用な人。
余りにも懐かしい「竹とんぼ」のプレゼント100本をいただきました。
そして「葉っぱのブローチ」も。

ちょうどその日は「地震」があった日。
高速道を走っていて、地震には気が付かなかったのですが、帰宅してみると
大切にしていた「ガラスのランプ」がピアノの上から落ちて粉々・・・
他にも少しばかり「ガラス類」に被害が出ました。

高校生一万人署名活動実行委員会、初レッスン!
「この声を、この心を」。
流石に若者たち・・・覚えが早く、見事に歌ってくれました。
「歌詞」についての質問等を受けたり、「平和」について語り合ったり・・・
充実した、そして若い世代の熱い情熱に嬉しくなった一日でした。
テレビ、新聞の取材も入り、随分多くの市民の方たちにも知っていただけたのかも・・・

城山小学校児童、初レッスン!
「カラスザンショウとふたごぐす」「春よ来い!花よ咲け!平和になれ!」
10名の新6年生が集まってくれました。
明後日の嘉代子桜の下「長崎から平和の歌」コンサートに向けてのレッスンでしたが
約一時間真剣に歌ってくれました。

因みに「嘉代子桜」はまだまだつぼみ状態・・・
今日の暖かさで一斉に開花!と願っていますが・・・
そしてお天気が心配です。何とか雨にならなければいいのですが・・・

つくば市で数年ぶりのギター弾き語り。
来る9月17日の「平和コンサート」への最初の動きとして、
鶴文乃さん(「明日が来なかった子どもたちから、今を生きるあなたへ」の作詞者)の
呼び掛けに集まって下さった約30名の方たちの前で、数年ぶりに
ギターの弾き語りをやってしまいました。
「五十肩」に苦しみ、ギターを持てなかったことと、
どんなに小さな集いにもピアニストと同行し、ずっと弾いていなかったのですが
場所が遠いつくば市、と言うこととピアノがない会場だった次第です。
生の歌をお聴きいただき、何とか9月のコンサートに向けて
心強い「実行委員会」が出来れば最高の歓びです。

「いのち輝け!合唱団」本格的レッスン開始!
9月3日千葉、いんば学舎支援のチャリティコンサートに向けての合唱団練習が
本格的に始まりました。現在は4、50名ですが、団長の井口美津子さんは80名にしたいと
張り切っていらっしゃいます。今年は、長崎で取り組む「浦上天主堂」でのコンサートへも
友情出演して下さると言うことで、何と現時点で27名の方たちが参加申し込み。
15年のチャリティコンサートの歴史と実績で花を添えて下さることを大いに期待しています。



「いのち輝け!合唱団」のレッスン風景。
いんば学舎草深(そうふけ)をお借りしての
レッスン。来月から松虫でのレッスンと交互に
行う予定です。私の作品を最も多く歌って
下さっている合唱団です。今年は「白い鳩よ」
という平和ソングをはじめ、「LOVE AGAIN」
「人はただひたすらに」、そして今月のレッスン
に、もう一曲新曲を持参することになっています。
とにかく素敵な仲間たち!「愛」「いのち」「平和」
が合言葉です。


明日4月2日
は「長崎被災協」にて
「原爆症認定集団訴訟」の
原告の方たちを励ます集いが行われます。
午後2時からの集いで、被爆者歌う会「ひまわり」の初デビュー、
勿論私も歌います。
会費1000円。お茶やお菓子が出ます。

明後日4月3日は城山小学校校庭の「嘉代子桜」の木の下で
「長崎から平和の歌」コンサート
開演は同じく午後2時。
野外コンサートなので、お天気が心配ですがとにかく祈ります。
入場料は無料です。

是非是非お出掛け下さい。お待ちしています!



3月5日

『長・崎・歌・百・景』第五集CDアルバム、
被爆60年記念特集「長崎から平和の歌」の内容がほぼ決定!

「参加者&楽曲名」
被爆者歌う会「ひまわり」            ♪ひまわりの花のように

城山小学校児童有志          ♪カラスザンショウとふたごぐす
                    ♪春よ来い!花よ咲け!平和になれ!
稲佐小学校児童有志              ♪愛で地球をうずめよう
南串山第一、第二小学校児童有志        ♪いのちの詩(うた)
県立大崎高等学校二年                   ♪あの日から
アンダソン真里奈ジョイス                 ♪長崎の女の子
高校生一万人署名活動実行委員会       ♪この声を、この心を
寺井一通  ♪明日が来なかった子どもたちから、今を生きるあなたへ


以上、九曲は決定。あと二曲ほど候補曲があるが、近々決定になる予定だ。
被爆者の方たちの参加は大きい出来事だが、同時に各小学校児童の参加も嬉しい。
特に「嘉代子桜」のある城山小学校の児童たちに嘉代子桜を
テーマにした作品「春よ来い!花よ咲け!平和になれ!」を提供出来たのが嬉しい。
そして「高校生一万人署名活動実行委員会」のために創作した
「この声を、この心を」で、若い彼らが参加してくれるのは何より嬉しいことだ。
今回は個人参加としては、私のほかにアンダソン真里奈ジョイスさんという
十五歳の可愛い女の子が一人だけだが、家が近所ということもあり、
週一回のレッスンに励んでいる。

楽曲の詳しい紹介は少しずつさせていただきたいと考えているが、近い内に
浦上天主堂でのコンサートの案内も含めて、ポスター、チラシの作成予定だ。
楽曲の創作やコンサートの構成等で、現在の仕事の殆どがピアノかパソコンに
向かう仕事だ。身体がなまって仕方がない。先週土曜日、取材で山へ行き、
久しぶりに耕耘機を動かしたのだが、翌々日まで身体の痛みが残った。

「半農半音生活」の困難さを存分に感じているこの頃だが、
あと一息で少々落ち着くだろう。
来る夏の忙しさと暑さに備えて、山の仕事で大いに身体を鍛えたい!

それにしても今日は雪模様のお天気。寒さが身にしみる。


2月28日

新曲完成


高校生一万人署名活動実行委員会へ贈る歌が完成した。
「この声を、この心を」
伸びやかに且つ力強く歌い上げて欲しいと願うばかりだ。
『長崎歌百景』第五集、特集「長崎から平和の歌」CDアルバム制作も徐々に進んでいる。
基本的には今月いっぱいで「楽曲」を決定したかったのだが、少々ずれ込むようだ。
しかし、あと一息・・・
何とか三月中旬までには決定したいと願っている。

「同じ時代を生きている すべての人たちへ
この声を この心を 届けたくて 伝えたくて
今日も 明日も この一本のペンに託したい
平和を願う声を ナガサキの心を
平和を願う声を ナガサキの心を」
(「この声を、この心を」から)

寒く冷たい日が続いているが、明日から春三月。
「いのち」が少しずつ動き始めて行く。
私自身も春から夏へと大いに動きたい。


2月20日


雪のちらつく午後だった。

高校生一万人署名」活動を展開している元気な高校生に会うために、教育会館へと出掛けた。
事務局の野元靖子も同行した。
その用件は当然の如くCD「長崎から平和の歌」へのレコーディング参加の依頼のためだ。
ご指導をなさって居られる平野伸人先生のご紹介に続いて、わたしの挨拶そしてお願い。

思いはひとつだった。
何の障害もなかった。
ただ問題は「歌」のレッスン時間がなかなか取れないのでは・・・という懸念だけだ。
そのことは何とか工夫しながら取り組んで行こうという結論。
「楽曲」を創作して持参することを約束して別れた。

若い世代がこんな風に「平和」へ向かって明るく活動しているのが何とも心強い。
彼らの活動を少しでも後押しできるような作品を提供したい。
そして少しでも早く完成させなければ、と自らにプレッシャーを与えている。

それにしても嬉しい一日だった。
新しい出会いに大いに感謝だ!ありがとう!


新曲完成!
四月三日の城山小学校「嘉代子桜」の下で行う「平和コンサート」に向けて創作。
勿論、城山小学校の子どもたちに歌ってもらうためのものだ。

「被爆60周年記念作品」
♪「春よ来い!花よ咲け!平和になれ!(2月19日創作)
嘉代子桜をテーマにした明るい作品である。
昨年春創作した稲澤陽三氏との共作「祈り〜母と娘の詩〜」と併せて歌って行きたい。



少しずつ60年モードになりつつあるのだろうか。自分自身に問いかけているのだが・・・
思いはこれまでと全く変わりはないのだが、決定的にまわりの空気が違うのである。
単に通過点だという思いは確かにある。昨年は59年目だったし、来年は61年目と・・・
「節目」という言葉がある。わたしにとっては、時の流れと言うより「人との出会い」に
大いに「節目」を感じて来た。これまで多くの人たちとの出会いによって「人生」を形作って来た。

しかし今年だけは大いに「60年」という「節目」を感じている。否、積極的に感じようとしている
と言った方が正しいかも知れない。何故なのか?
「わたしたちには70年はないだろう。」とある被爆者は語る。
違った空気の今年の内に、これまでとは違う新しい「平和音楽運動」を確立し、
来年以降その道に添って動くようにして行きたいと強く考えている。
「日々に生きる」ことと乖離した「音楽」ではなく、密接に繋がったところでの「音楽」の
在り方を大いにアピールしながら動きたいと思っている。

私自身の運動だからこそ私自身が動かなければ・・・そんな思いでいる。


「お知らせ」

春4月3日嘉代子桜満開の下でコンサート開催決定!

城山小学校の校庭に咲く「嘉代子桜」。
満開の桜の花を眺めながらのコンサートを開催します。
参加費無料。
詳細は後日お知らせしますが、とりあえず日程を押さえていただくために・・・

2日は「被爆者認定集団訴訟」の原告の方たちを励ます集い!
被災協ホール 午後二時から 参加費千円

二日連続の企画ですが、是非お出掛けいただきたくご案内致します。


2月17日


稲佐小学校の五年生児童有志のレッスンが始まった。楽曲は「愛で地球をうずめよう」
15名ほどの希望者がレコーディング、浦上天主堂コンサートで歌ってくれることになった。
レッスン時より休み時間の方が元気なすてきな子どもたちだ。

音楽室でのレッスン。撮影の腕がよくないのか、はっきりしていないが一名欠席の十四名。
左後ろは井上先生。熱心に対応して下さるのが心強いし嬉しい。
8月21日の浦上天主堂コンサートの日程をお知らせした。
みんなヤル気十分だ。
次回レッスンは3月7日。もう少し深めなければ・・・

2月14日


9日の「ながさき・うたの日」も盛況だった。
スタッフは殆ど立ちっぱなし状態だ。
新曲「明日が来なかった子どもたちから、今を生きるあなたへ」を発表。
そして「浦上天主堂」でのコンサートのお知らせに
みんな大いに歓んで下さった。

歌い手は寺井一通と宮崎つさえ。演奏は馬川慶子と齊藤享。
長崎・冬の風物詩「ランタンフェスティバル」も始まり、
何かしら賑やかな長崎の街だ。
それにしても冷たい季節のランタンは美しい。
「冬物語」「長崎美味」「長崎の詩」・・・と
ランタンに因んだ楽曲も披露した。






「うたの日」コンサートへ向かう途中で撮影。
街の中心部はほとんどこの様な感じだ。
約二週間このお祭りは続くのだが、メインの
会場へはまだ足を運んでいない。
とにかく人が多くてまともに歩けないのだ。
その内にゆっくり歩いてみよう。



2月9日(水)


このところ少々忙しく、書き込みがなかなか出来ずごめんなさい。
ランダムに今日までのことをお伝えします。

今年最大のニュース!
8月21日(日)午後二時開演。
「長崎から平和の歌」コンサートIN浦上天主堂。開催決定
昨年末からお願いをさせていただいていた「浦上天主堂」でのコンサート開催が決まりました。
被爆者歌う会「ひまわり」や各小学校の有志に加え、千葉の「いのち輝け!合唱団」や
東京在住の私の弟子、宮本希利奈も歌ってくれます。
収容人数が1000名を超える会場ですので、大いに気を引き締めて取り組まなければなりません。
詳細はこのコーナーでずっとご紹介して行きますのでヨロシク!

稲佐小学校五年生にレッスンを行った。
勿論『歌・百・景』第五集録音を前提にしたレッスンだ。
楽曲は
「愛で地球をうずめよう」
校長先生、学年主任の先生が見守る中、子どもたちの歌声が徐々に確かなものに・・・。
そしてレコーディング参加決定!
希望者に対してのレッスンを続けて行くことになった。
次回レッスンは
今月17日

南串山第一、第二小学校連合有志(?)に歌っていただく楽曲が決定!
「いのちの詩(うた)」
まだレッスンの日程は決まってないが、子どもたちの伸びやかな声が今から楽しみだ。

県立大崎高校で講演を行った。
寒く冷たい体育館での「お話と歌」。約一時間では少々物足りなかったが、それでも
真剣に聞いてくれた生徒たちには感謝の思いでいっぱいだ。
講演後、校長先生と音楽担任の先生に『歌・百・景』のお話をし、楽曲をお送りすることになった。
これからの取り組みになるが是非実現させたい。

千葉の
チャリティコンサートの実行委員会が主体となって
コンサートを取り組んで下さった。
テーマは
「寺井一通、37年目の原風景」
様々な場所で様々なテーマで歌ってきた「歌たち」をお聴きいただいた。
休みナシの二時間十五分・・・たっぷりとゆっくりと歌わせていただいた。
ピアノは初めてのコンビで
高比良陽子
いつもの
馬川慶子とはまた一味違った伴奏で興味深い。

つくば市の
鶴文乃さんがコンサートへ駆けつけて下さった。
ご本人の前での初披露「明日が来なかった子どもたちから、今を生きるあなたへ」。
出来る限りチャンスがあれば歌い続けたいと思う。
9月17日つくば市での「平和コンサート」開催が決定

「いのち輝け!合唱団」初レッスン。
今年のチャリティコンサートは9月3日。佐倉市民音楽ホール。15回目を迎える。
合唱団員の
柴田康子さんがお書きになった「人はただひたすらに」という詩に
作曲をし、初レッスン曲となった。
3月から毎月2回のレッスンがまた始まる。
今年は何の心配もないような・・・合唱団の人たちの目が最初から燃えているようだ。

昨日8日「被爆者歌う会・ひまわり」のレッスン。
楽曲は「ひまわりの花のように」「明日こそきっと」「祈り〜母と娘の詩〜」の三曲。
確かな歌声になって来たのが何よりも嬉しい。今からレコーディングが楽しみだ。

原爆症認定集団訴訟「原告を励ます集い!」開催決定。
4月2日(土)午後二時。被災協ホールにて。会費千円。
春の昼下がり・・・
裁判の現状をお聞きしたり、原告の方のお話を伺った後に
お茶を楽しみながら、被爆者の方たちの歌をはじめ、私も平和への思いを存分に歌います。
是非是非お出掛け下さい!


今日
「ながさき・うたの日」110回目のコンサート」
またたくさんの仲間たちとともに、楽しく時間を過ごしながら
「平和」を心に刻むひとときにしたいと思っています。

と言う訳で、今年は昨年の失速をカバーして余りある活動を!と動いています。
数多くの人たちと心を通わせながら「やっぱり人間っていいよね。」という文化を作って行きたいですね。

広島の友、中川幹朗氏から一冊の本が届きました。
中川幹朗著「証言ー原爆納骨安置所と佐伯敏子さんー
まだ読ませていただいてはいないのだが、彼の真摯でひたむきな取材を通して
人間が、またヒロシマが伝わって来るものと楽しみにしている。
感謝!


1月26日(水)


鶴文乃さんという女性がいらっしゃる。長崎出身の作家で、現在つくば市にお住まいだ。
「長崎歌百景」第四集をお持ちの方には「嘘だと言って下さい」の詞を書かれた方、
と言えばお分かりいただけるだろう。
その鶴さんに、子どもたちのための詞をお願いした。
素晴らしい作品がファックスにて届けられた。
タイトルは
「明日が来なかった子どもたちから、今を生きるあなたへ」というものだ。

丸一日掛かって作曲に挑んだ。
電話も「おやすみモード」の留守電にして、雑音をシャットアウトしての作業だった。
そして完成。
我が仕事部屋にて録音。そして今日、鶴さんへ譜面とともにMDを送った。

昨日、被爆者歌う会「ひまわり」のレッスン時に、会員の方たちにお聴きいただいた。
当然のことなのかも知れないが、涙また涙・・・
「歌百景」第五集のラスト曲として録音しようと考えている。

「明日が来なかった子どもたち」の名前は「美華子」「健太」「高太」・・・
12分ほどの長い曲になったが、一人ひとりのささやかなシーンが繰り広げられる詞に
全くと言っていいほど「長さ」は感じられない。

いつの日か、是非是非皆さんにお聴きいただきたいと願うばかりだ。


1月18日(火)

「南串山はまゆうの会」の今年の初レッスン。
生憎大切な学校行事と重なり、参加者は少なかったが、とても温かいレッスンが出来た。
気が付くと、全く休憩も取らず二時間ピアノを弾きながらのレッスンになってしまった。
レッスン曲に「明日こそきっと」「今生きていること」を加え、以前からの二曲と、
会員の皆さんにはかなり厳しい時間だったのかも知れないが、
少しずつ仕上がってゆく歌声に表情も明るくなってゆくのが何ともステキだ。

約半日掛かりの「南串山行き」だが、毎回気持ちよくハンドルを握り、家路に向かえるのが
嬉しい。音楽の持つ可能性をまたひとつ確信しながらの運転になる。

ブルーのセーターの女性が会長の井上さん、左の男性が世話役の茂校長先生、
右側の男性が同じく世話役の原田先生。
次回はもっと多くの会員のご紹介が出来ますように!


1月11日(火)

一昨日の「ながさき・うたの日」109回目のコンサートは「田園」に座りきれないお客様で
大いに盛り上がりました。例年は1、2月はぱらぱらのお客様なのに、と運営委員長の野元靖子と
大いに喜び合った次第です。本当にありがとうございました。

何かしら幸先のいいスタートが切れて、いよいよ60年を迎えたのだなと実感しました。
翌日が祝日ということもあり、ステージが終わっても残っていらっしゃるお客様が多く、
馬川慶子や齊藤享もピアノ、ヴァイオリンを弾いてくれ、私も懐かしいロシア民謡などを歌ったり・・・
それは楽しい「新年会」の様相でした。

そして今日は「被爆者歌う会・ひまわり」の今年の初レッスン。
また新しいメンバーも加わって、皆さんのヤル気を存分に感じたレッスンでした。
レッスン曲は「明日こそきっと」と「ひまわりの花のように」。

地道に進めている私たちの「音楽文化運動」がほんの少しずつ浸透し始めているのかな、と
思えたこの二日間です。楽しむことを忘れず、怒りを忘れず、優しさを忘れず
今後も地道に進めて行くことが大切なのだろうと痛感しています。

一人でも多くの仲間たちと心と声を合わせ、今年も「音楽」します!


2005年 お正月

新年おめでとうございます。
今日は三日。完璧な「寝正月」を展開していました。
昨年一年、様々な人たちに支えられ、何とか過ごすことが出来たように思えています。
新しい出会いに心震わせたり、また親交を深めることが出来た友人たち・・・
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、今年は「被爆60年」。
確かな平和を築くための大きなきっかけの年にしたいと思っています。
「ながさき・うたの日」『長・崎・歌・百・景』は勿論「平和」をテーマにした
活動を展開して行きますが、「ながさき・音楽村」も「いのち」を真ん中に据えた活動を
大いに展開して行きたいと思っています。

「何でもアリ!」のように見えるこの世界にあって、大切にしなければならないものは
一体何なのか・・・「いのち」を賭けてでも守らなければならないものは何なのか・・・
今一度自らに問いかけながら、日々を生きて行きたいと強く思っています。

明日四日から動き始めます。
とにかく今年は動き続けます。そして歌い続けます。

雨模様の長崎の街から・・・
この一年が皆様にとって素敵な実り多い年になりますよう祈りつつ・・・



12月25日

20日余りも「書き込み」をしておりませんでした。
この間、今年最後の「うたの日」コンサート、19日の「ディナーショー」、そして創作。
来年制作の『長・崎・歌・百・景』第五集のための各小学校まわり、南串山はまゆうの会レッスン、
被爆者歌う会「ひまわり」のレッスン等々と、12月と言うことも手伝って
何かしら落ち着かない日々を過ごしていました。
申し訳け有りません。

今日、明日と「山」での「忘年会」。
日程の都合で、二日間で行うことにしましたが、少ない収穫の「新米米」を食しながら
楽しい時間を過ごしたいと思っています。

城山小学校の「カラスザンショウとふたごぐす」と言う歌も完成し、
来年早々、学校へお届けしようと思っています。
南串山一、二小で取り組んでいただきたいと考えている楽曲も「いのちの詩(うた)」に決定し
一月からレッスンを始めさせていただこうと考えています。

来夏までに完成!という余り余裕のない取り組みになりますが、
来年八月、完成記念発表会を「浦上天主堂」にて開催出来るかもしれない状況になりました。
「ながさき・うたの日」の十周年も兼ねて大きく取り組みたいと考えています。
会場が大きく、1300名ほどの参加者を募るコンサートになりますが、
長崎の平和を願う人たちとの連帯を深めながら大成功させたいものです。

19日の「ディナーショー」も皆様の温かいご支援をいただき、何とか無事に終えることが
出来ました。今回は「西洋館・カルベラ」という初めての会場での開催になったのですが、
雰囲気もよく、来年以降も続けようかな、と考えているところです。
シャンソンを中心に歌いましたが、やっぱり「シャンソンっていいな!」と自ら思った次第です。
みなさん、ありがとうございました。

今年の総括は後日として、今日は少々時間が有りましたので書き込みしました。
この一年、少々失速した感じもありますが、「ながさき・音楽村」も含めて、
来年は大暴れ!しようと意を強くしているところです。



12月3日

「ひまわりの花のように」が完成した。何と8分30秒の作品になってしまった。
何としても歌う会「ひまわり」の方たちに頑張って歌って欲しい。
6日のレッスンが楽しみになってきた。

2日。あの「嘉代子桜」の
城山小学校を南串山第一小の茂校長と訪問。
『長・崎・歌・百・景』第五集への参加のお願いに伺ったのだが、「是非参加させて欲しい。」
との校長先生からのご返事。嬉しい限りだ。
現在の五年生が三年生時に作ったという作品があった。
早速五年生に歌ってもらった。少し手を加える形で進めて行くことになった。

少しずつ「形」にして行かなければ・・・

11月29日

被爆者の方たちの「歌う会」の名称が決まった。
「ひまわり」である。
「つゆくさ」か「ひまわり」のどちらにするか、になった。
何故かわたしは「つゆくさ」になるだろうと思ってしまった。
しかし、である。圧倒的に「ひまわり」なのだ。

夏と力強さと明るさが決め手になったようだ。
正直言って、被爆者の方たちの若さ、明るさに脱帽だ。
『長・崎・歌・百・景』第五集の「長崎から平和の歌」特集で歌っていただく予定の楽曲の創作に
取り組んでいる。12月6日に完成させ、持参しなければならない。
タイトルは
「ひまわりの花のように」と決めた。
かなり長い楽曲になりそうだが、約半年間のレッスン・・・
何とかガンバッテ歌っていただけると信じたい。

長崎在住の写真家、黒崎晴生さんが「歌う会」のレッスン風景の撮影に来て下さっている。
「平和」をテーマにずっと撮り続けている方だ。
思えば、被爆者が歌うことがこれまでなかったのだ。
そんな被爆者の方たちの歌う姿を「これでもか!」と言う感じで撮影されている。
何十枚も・・・何百枚も・・・
被爆者の方たちも平然とそれに応えていらっしゃる。
「アップ」も何のそのだ。

何かしら熱い信頼感が眩しく感じた一日だった。


11月10日

9日。「ながさき・うたの日」コンサート。

途中で咳き込むと言うみっともない状態もあったが何とか無事参加者に楽しんでいただいた。

荒木孝子
が「田園」初登場で歌ってくれた。宮崎つさえも久しぶりの登場だった。
お店いっぱいのお客さま(と言っても狭いお店だが・・・)。
午後9時過ぎまでのステージ後、8日放送のNHKの番組のビデオを見る。
「もってこい長崎」と言う番組の
「長崎新発見」というコーナーだ。
約20分間のビデオ。終了後に拍手が起こり、初参加のお客さまも感動しつつ家路へ・・・


10日。「被爆者とともに」


14日熊本での被爆者九州ブロック大会で歌うために坂本さんの指揮で歌う練習風景。

長崎被災協にて第二回目のレッスン。熱の入った約二時間だった。
高比良陽子野元靖子がともに参加してくれた。
「歌う会」なるものを作り、今後も月二回ほどのレッスンを続けて行くことが決められた。
代表には
田中重光氏が選出されたが、歌う会の名称は次回レッスン時にと言うことに・・・
「歌百景」第五集でレコーディングに参加して欲しいと言う、
私の申し出を快諾して下さり、新曲の創作を約束した。
60年を迎える被爆者の思いを存分に受け止めた作品を作りたいと意気込みを伝えた。
60年に向けて新しい平和文化運動の形が見えてくるような気がしているし、
またそうならなければならないと強く思う。

11月8日

NHK長崎放送局制作番組「もってこい長崎」に出演。
『長・崎・歌・百・景』第四集に収録した新上五島町の津和崎小学校の児童たちが歌った歌が
地元で小さな話題を呼んでいることに対応しての番組制作、及び出演だった。
VTRで見る子どもたちの姿、歌声は懐かしく、また足を運びたい気持ちになった。

数日前からの打ち合わせ等で、ディレクターの熱い、真摯な思いが大いに伝わってくる。
改めて、番組が出来るまでの大変さを痛感する。
彼の意図するものにどれだけ応えられたかは分からないが、
ひとつの新聞への投稿記事をきっかけにしての番組制作・・・ある種の感動を覚えた。

「感謝」だ!

11月2日

この一週間ほど「風邪気味」の日が続いている。
関節が痛いのは通り越したが、まだ身体がだるく咳が出る。
「無理はしない。」と言い聞かせながら、来年の
歌百景第五集制作の準備をしている。
具体的には「音作り」である。

まだ被爆者の方たちにはお伝えしてはいないが、
小、中、高校生の歌声とともに
被爆者の方たちの歌声も収録したい
と思う。
被爆60年を迎えての被爆者の方たちの思いを存分に受け止めたところで創作をしたい。
勿論今年中にだ。私自身大いに楽しみにしたい。
そして長崎からの
「平和文化の発信」につなげたい。
多くの方たちの参加を期待したい。と同時に、ただ待つだけではなく動きまわりたい。


10月26日

「被爆者」の方たちとの「歌」のレッスンが始まった。
ミニ・アルバム「明日こそきっと」で、被爆者の方12名にレコーディングに参加していただいたことが
きっかけになり、「歌う会(仮称)」を作りたいと言う声があがり、第一回目のレッスン。

「明日こそきっと」「祈り〜母と娘の詩〜」のレッスンだったが、涙と笑いの約二時間だった。
「歌う」ことの手応えを存分に感じられたようだ。
次回は
11/10。今回は都合が悪く、欠席された人も多かったが、次回は多くなりそうだ。

被爆60年に向けて、新しい平和文化運動を展開して行こうと確認した。
その中のひとつとして
「被爆者歌う会」なるものがあったら何て素晴らしいだろうと思う。
生の声で語ると同時に生の声で歌う。
これほど説得力のあるものはないだろうと確信している。

11月中旬に被爆者の九州ブロックの大会があると聞く。
その際に、歌声でアピールしてアルバムを広げたいと言うことでの次回までのレッスンだが、
来年に向けてはどの様な楽曲を歌っていくようにするか、充分な検討が必要だろう。

それにしても私自身もかなりの手応えを感じたのは言うまでもない。
大いに心と力を注ぎ込みたい!

10月19日

「南串山はまゆうの会」第一回レッスン。
『長・崎・歌・百・景』第四集で南串山を歌った「ここはふるさと」に集まった主婦を中心にした
約20名の人たちが、「歌百景」が終わっても「歌」を続けたいと「会」を作り、月一回のレッスンとなった。

レッスン曲は「人を愛するということ」(詩/灰谷健次郎、曲/寺井一通)と
「ここに生きてゆく」(詩・曲/寺井一通)の二曲を用意した。

約二時間・・・「声を出すこと」「歌うこと」「いい音楽、悪い音楽」等々語りながら
レッスンを続けた。何よりも嬉しかったのはみなさんの真剣な顔つきだ。
主体的に前へ進もうとする意気込みが強く感じられた。
勿論最初から上手く行くはずはない。それでいい。

「人を愛するということ」でコーラスの難しさを感じ、
「ここに生きてゆく」で歌うことの楽しさを感じられたようだ。
今後「詩」をみんなで作ってみたり、作曲に挑戦してみたり、様々なことを取り組みながら
「今生きている」ことと大いに重なった活動を展開して行きたいものだ。

「歌百景」がこの様な形で発展して行くのは何よりも嬉しいことだ。
「継続」することによって「文化」は作られてゆく。心がひとつになり、歌がひとつになってゆくことで
感動が共有出来るひとつの「作品」が生まれるのだから・・・

次回のレッスンが大いに楽しみだ。ありがとう。



10月17日

10月16日、灰谷健次郎さんが佐世保で講演された。
野元靖子、原田和也、久美夫妻、私の四人で「アルカス佐世保」へ出かけた。
言うまでもないが、素晴らしい講演だった。
テーマは「人は変わることが出来る」。
約一時間半、熱のこもったお話。いっぱいに入った聴衆は泣き、笑い、灰谷さんの話に聞き入った。
内容は詳しくは述べないが、灰谷さんには一回でも多く各地で講演していただきたい!
それが私の偽らざる感想だ。

今月31日で70歳を迎えられる。一頃より少しばかりふくよかに感じたのは髪型のせいだろうか。
床屋さんのおばちゃんから短く切られてしまった、とおっしゃっていたが・・・
それでも毎日のランニングは欠かしてないと言うことらしい。

「久しぶりにゆっくり食事でも・・・」と、舞台を長崎に移し、溝口昌喜を加え「鯨」を食べる。
上の写真はその時のスナップ。楽しいひとときを過ごせた。
因みに左上の写真。左から原田、溝口、野元、灰谷の各氏。私は専ら撮影係に徹した。

尊敬する人との再会はやはり嬉しいものだ。
「この人の後ろを歩いて行けばいい。」とまた又確信する。
思えば灰谷さんとの出会いは、14年前・・・14歳の年齢差なので、灰谷さんが今の私の年令の頃だ。
やはりすごい人だと思う。
これからもずっとずっとお元気で第一線でのご活躍を願うばかりだ。

充実した一日であった。


10月16日


昨日15日、長崎県立シーボルト大学にて
講演を行った。テーマは「わたしの出会った
人たち」。安中公害、山中事件、チャリティ
コンサート、被爆者、ピースボート等々若い
世代にどれだけ伝わったのか、分からない
が、熱く語りまた歌った。

「平和を考える時、いのちの問題から考えた
いね!」と呼び掛けたつもりだが・・・

               (撮影:野元靖子)

灰谷健次郎さんと久しぶりに会う。
今日、佐世保にて灰谷さんの講演があり、その後に長崎の街でゆっくり・・・と言うことになった。
以前「わたしの出会った子どもたち」のレコーディングで会っている野元靖子と
我が諸活動を見事に支えてくれている溝口君、そして南串山第一小学校の原田君を紹介しつつ
楽しいひとときを過ごしたいと思っている。
その結果報告はまた!


冬のコンサート決定!
12/19(日)午後6時〜 西洋館3F「カルベラ」7000円
(お食事はビュッフェスタイル、飲み物はフリー)

例年ホテル等での「ディナーショー」で一年の終わりを飾っていたが、
今年は少しばかりくだけた感じで行いたいと思っている。
現在デザイナーの川崎啓一郎がチラシ、チケットの作成に励んでおり、もう少ししたら
みなさんのお手元にDMにてお届け出来る予定です。
乞う!ご期待。

2004年10月10日

「おくんち」の楽日にもかかわらず、数多くのお客様で賑わった。少しずつマイクを手にする人も出てきたのは嬉しい限りだ。

「恋心」をうたう坂口さん。(右の写真)
ピアノは馬川慶子。

林田絹枝さん(左の写真、ブルーの洋服)が、新しい詩を持ってきて下さった。
やはり「平和」への思いを託した作品「長崎哀歌」の姉妹作と長崎の風情を詠った
作品二篇だ。今、自らを表現できる場所がどれほどあるだろう。そう言う意味では
是非是非「詩」をお書きになることを奨めたい。「上手い」「下手」ではなく、どれほど
自分の思いを表現しているか、今何を言いたいのか・・・が伝われば0K!だと本気で
考える。これまで十数人の方の「詩」を作曲したが、もっと作って行きたい。

2004年10月9日
ある日の光景。長崎・丸山「サイバー」にて。
馬川、齊藤、田島、高比良の面々。
コンサート前の音合わせ。

「くんち」の楽日である。
シャギリの音を聞くこともなく「農作業」と「作曲」に励んでいる。
思えば、昨年初めて「くんち」を目の当たりにした。ある方のご招待だった。
「傘鉾」を勇壮にまわす姿が目に焼き付いている。
だが、その方も今は帰らぬ人となってしまった。
今度またいつか出かける機会があるのだろうかと思う日々である。
改めて彼のご冥福を祈る。

今日
「ながさき・うたの日」106回目を迎える。8年と10ヶ月。
少しずつ定着して来たのが嬉しい。が、その反面小さくまとまらないよう気を付けなければならない。それにしても月一回の「うたの日」が何と早く来ることか。
今年も残り80日・・・一年刻みで生きている訳ではないが、気に掛かる。

『長・崎・歌・百・景』第五集の内容がほぼ決まった。
先頃ご紹介したように、被爆60年と言うことで「これでもか!」と、
長崎の若い力で平和を発信したい。年内に創作完了!といきたい。
現在テーマさがしの最中である。少しずつ曲も仕上がってきている。
出来れば子どもたちの「詩」も欲しい。

台風が近づいている様子だ。今回は長崎には向かっていない模様だが、
近畿、東海、関東の方々には充分にお気をつけいただきたい。


2004年10月1日

今夏作曲した「祈り〜母と娘の詩〜」の詩を書かれた
稲澤先生の依頼で新曲を創作。
タイトルは
「結婚の詩」
彼の歯科医院のスタッフの方の結婚祝いに他のスタッフが歌うためらしい。
十月末の結婚祝いらしいので何とか間に合ってホッとしている。

昨夜は二人近くの居酒屋で「焼酎」を飲みながらゆっくり語り合った。
新曲の感じをお聴きいただいた後のことだ。
私の「音楽」を大いに支持して下さっており、何とかもっと広がらないものかと
真剣に考えて下さっているのがこの上なく嬉しい。
様々なお話をさせていただいたが、現時点での自分の思いを存分に語った。
そこからまた何かが生まれて来たとしたら嬉しい限りだ。

長崎の「シーボルト大学」から講演の依頼。10月8日の午後だ。
1時間30分、歌を交えて話を進めようと考えている。
タイトルは「わたしの出会った人たち」。
被爆者、安中公害闘争に生きた労農たち、冤罪・山中事件の霜上さん等々
私の「音楽」を根底から鍛えてくれた人たちの話と歌を披露したい。

今日から10月。
長崎の子どもたちに歌っていただく予定の「平和ソング」の創作も手掛けたい。
「芸術の秋」「農作業の秋」の両立。
すっかり疲れが抜けきっているとは言えないが、何とか乗り越えなければ・・・


2004年9月15日

『長崎歌百景」第四集がやっと完成。
制作協力をいただいた方や予約をいただいた方への発送作業も何とか終えた。
ささやかなこの取り組みに変わらぬ協力を寄せて下さる方たちには
本当に感謝の思いでいっぱいだ。

取り組み始めてもう5年。
その年、その年で違った表情を見せるこの『歌百景』。
その殆どが違った人たちとの関係の中での取り組みなのだから当然のことだろう。
ジャケットの色が違うように、その内容も違ってくる。
しかし変わらないものが確かにある。
「平和」への希求の歌の存在だ。

今回は大作
「嘘だと言って下さい」に荒木孝子が挑戦してくれた。
初めてのレッスン時、涙をこらえられなかった荒木がよくぞ歌ってくれた。
作詞は
鶴文乃さんという長崎出身の作家の方だが、9分以上の歌である。
歌中のナレーションはスタッフ不足で私の担当になったのだが、
テレビ局のアナウンサーにご指導を受けての取り組みになった。

そして
「地球をぬりかえよう」という曲。
南串山の子どもたちと津和崎の子どもたちの海を越えての合唱になった。
南串山一小の教諭、原田氏は言ってくれた。
「他の学校の子どもたちにも大いに歌って貰うような取り組みにしたい。」と。
嬉しい限りである。

さて次なる
第五集
2005年は被爆60年の年でもある。
未来に生きる子どもたちの歌声、それも平和をテーマにしたものにしたいと思う。
長崎の小、中、高校生のために曲を作り、彼らに「平和への思い」を
託したいと本気で考えている。
そのためには、そろそろ創作に取り掛からなければならないのだろう。
今年中に創作を終える勢いで臨みたい。

と同時に、今夏制作した
ミニ・アルバム「明日こそきっと」も含め、
大いに普及して行かなければ・・・と意を強くしている。
経済活動が成り立たないところに文化運動が成り立つ訳がないのだから。

「半農半音」の暮らしで一番大切なのは「頭の切り換え」なのだろうと
今何となく思えてきている。
明日は「山」だ!

2004年9月9日

8月27日から9月6日まで留守にしていました。
8月28,29日両日はチャリティコンサートで一緒に歌っていただく
「いのち輝け!合唱団」の最後のレッスン。
その後、旧友を訪ねて新潟への旅。
そして、いよいよ
9月4日はコンサート本番
長崎の音楽仲間、馬川、高比良、齊藤とともにステージへ。
そして今年はオープニングで合唱団との共演。
「LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」で幕が開く。
14回目のチャリティコンサート・・・
よく続いて来たものだ、と感じながら歌い続けた。
そして、合唱団。
何かしら昨年までとは違う迫力を感じた。
「歌う」ことの意味を「合唱団全体」で深めることが出来たのだろう。
顔つきが違っていた。と言うことは間違いナシに「歌声」も違ってくる。

「いんば学舎、ガンバレ!」のコンサートではあるが、それは結果の話。
取り組んだ7ヶ月は、団員一人ひとりのたたかいの期間だったと思っている。
全5曲、当然の如く一曲一曲が全く違う歌い方が要求されるのだが、
今年は見事に歌い上げてくれた。
正直な話、指揮をしていて「感動」を覚えたほどだ。
「継続は力」と言うが、一年刻みで取り組む方法がいいのだろうか。
新しい合唱団員を少しずつ迎えながらも、横一列で「ヨーイドン!」と言う
スタートをいつも切れる不器用さがいいのだろうか。
大いに手応えを感じることの出来たチャリティコンサートだった。

実行委員会のみなさん、ご苦労様でした。
合唱団員のみなさん、お疲れさまでした。
ボランティアのみなさん、有り難うございました。
そして会場に足を運んで下さった多くのお客様に感謝!です。

いよいよ来年は15回目のコンサート。
今年の感激を胸に、誰ひとり例外なく元気な顔を見せて欲しいと願っている。

さあ今日は
9月9日「ながさき・うたの日」コンサート。
8月9日爆心地で歌った以来の懐かしい顔に会える。
今日は「秋」を少しだけ先取りして、
しっとりとシャンソンでも歌うとするか・・・

2004年8月26日

昨夜「長・崎・歌・百・景」第四集のレコーディング作業が完了。
ひとり我が家で聴きながら感慨にふける。
いよいよ完成まで約半月。
楽しみに待っている各地のみなさんへ届ける日が待ち遠しい。

明日から千葉、チャリティコンサートモードに入って行く。
9月4日の本番を自信を持って迎えるために、28,29日の合唱団練習には
気合いを入れて臨まなければ・・・
長崎に来てくれた12名の合唱団有志も、「次はチャリティ!」と
張り切っているようだ。
もうひとつ深いところで結び合ったような気持ちは私だけではないだろう。
楽しみにしたい。

9月4日、佐倉市民音楽ホール。
午後2時からの昼の部と午後6時からの夜の部に是非お出掛け下さい。
お待ちしています。

2004年8月23日


やっと一段落。
『長・崎・歌・百・景』第四集の録音がすべて終了した。
あとはトラックダウン作業を宮崎達朗氏にお願いし、最終チェックを残すのみ。
津和崎小学校から始まった今回のレコーディングに参加されたみなさんに
大いに感謝したい。本当に有り難う!

去る8月9日。59回目の原爆記念の日。
爆心地公園での恒例の「ながさき・うたの日」コンサート。
千葉の「いのち輝け!合唱団」の有志12名が参加をしてくれた。
広島からも中川氏をはじめ3名。神戸からは元事務局の山下さん。
長崎からは「うたの日」の仲間たち、そして被爆者の方たちの参加も得た。
汗を流しながら「浦上」から歌い始める。
「平和」への歌たちを綴って行く。
「いのち輝け!合唱団」のみんなを紹介し、団長の井口美津子さんの挨拶。
その後「LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」と「メッセージ」を
ともに歌っていただいた。
59年目の長崎の夏を共有しようと、千葉から参加していただいたみなさん、
本当に心からの感謝の思いでいっぱいです。
ささやかながらもこの私がやろうとしていることに共鳴していただき、
何かを掴もうと三年前に続いての来崎・・・
9月4日に控えているチャリティコンサートに生かしたい!と言う声。
「音楽」でのつながりを感じる。「音楽」の可能性を確信する。

その後、我が家にて打ち上げ会。
「うたの日」の会運営委員長の野元靖子と我が姉が準備してくれた
美味しい料理に舌鼓を打ちながら感想を語り合う。
10日になってからの散会となった。
長崎の仲間たちと千葉の仲間たちがもうひとつ深いところで結び合えた日に
なったと強く確信している。

その後「お盆」をはさんでの慌ただしい日々・・・
「ひとりごと」にも書き込みが出来ないほどだった。
まさに「半農半音生活」の厳しさなのだろうと思っている。
体力的にはかなり厳しいものを感じているが「我が人生」的には問題ナシだ。

その「半農」の方だが、新しくページを設けた。
そちらの方で
「ながさき・音楽村」の奮遊記を楽しんでいただきたい。

改めて
「残暑お見舞い申し上げます。」



2004年8月1日

前夜「山の家」の完成の祝宴を開いた。
まだパーフェクトとは行かないが、素晴らしい空間が出来た。
Mr.K氏と坂中氏の共同制作によるものだが、私も少々お手伝いをした。
その祝宴に溝口氏、石丸氏、中村氏、田中氏の四氏が集まってくれた。
翌日の田んぼの草取りメンバーでもある。

翌日は朝6時起床。
前出の四名と私、五名での草取り。
薄曇りの絶好のお天気。風も心地よく吹いてくれる。
ぎっしりと詰まっている水草のような草を、前かがみになって取って行く。
田中氏以外は初めての体験のようだ。
8時に休憩。何と朝8時にも関わらず、乾いた喉に冷たいビールが美味しい。
みんなで座り込み様々な話題で話が弾む。

そしてまた草取り作業再開。
「初めて組」から「泣き」が入る。「もうダメ!」という声。
10時過ぎにリタイア。
田中氏と私は「まだまだ」と言う感じで手を動かす。

「初めて組」は40歳、私は55歳、田中氏は63歳。
この逆転現象が何とも面白く、興味深い。
前夜の「お酒」の量も関わって来ているのかも知れないが、
残念ながら全部取りきることは叶わなかった。
あとは少しずつ取って行くしかないのだろう。

それにしても、地道な仕事に汗を流してくれた仲間たちには「感謝!」である。
こんな風に少しずつ仲間が増えて行き、「音楽村」が形作られて行くのかと
思うと胸がワクワクして来る。
来年は田んぼをもっと広げようと思っているが、合鴨農法を考えなければ・・・
という思いが去来している。

2004年7月30日

以前の「ひとりごと(近況報告)」が消えてしまい、戸惑っていますが
パソコンの師匠、原田先生が一週間後にいらっしゃるので、
その時にご相談を、と思っています。
多分情報量が多くなり過ぎたのでは・・・と素人ながら考えています。

「山の家」がほぼ完成。
明日夜「完成祝い」を仲間たちとともに行います。
そして日曜日には「田んぼの草取り」作業。
前夜飲み過ぎて、二日酔いの状態で草取り、という仲間もいるかも知れませんが
とにかく
「稲」も順調、「草」も同様という状態です。

音楽活動だけ展開している時と違い、様々な人たちとの出会いや交流が
出来ているのは大いなる歓びです。
ともに同じ作業で汗を流すということは、もうそれだけで
大きな連帯感が生まれるから不思議であり、嬉しいことですよね。
音楽活動ではどうしても受け止めていただくしかないのですから・・・
「一緒に作曲しよう!」と言ってもなかなか・・・ですね。

そんな環境から生まれる「音楽」に自らも期待しつつ
「半農半音生活」に励んでいます。

それにしても、この暑さ。
皆様、くれぐれもご自愛下さい。
改めて
暑中お見舞い申し上げます!


2004年7月28日

何からご報告すればいいのか・・・とにかくご報告を!

(1)

ミニ・アルバム「明日こそきっと」完成!

被爆者の方たちとともに制作したミニ・アルバム「明日こそきっと」が
完成、到着した。全6曲定価1500円。
被爆60年に向けて、「原爆症認定集団訴訟」勝利に向けて・・・
というふたつの意味をこめて制作したものである。
温かい作品に仕上がったと自負している。
被爆者の方と市民の方に歌っていただいた「明日こそきっと」がいい。
是非お聴き願いたい!
本日、被爆者の方たちとともに「記者会見」に臨む。

(2)

いのち輝け!合唱団レッスンと小さなコンサート

7/24、25と、チャリティコンサートのためのレッスンへ千葉へ。
本番まであと40日・・・
合唱団みんな、その気になって来たようだ。
私も大粒の汗を流しながら必死のレッスン。
先が見えて来た。
合唱団のみなさん、酷暑に負けず豊かな歌声を響かせましょう!

7/24夜。東京・荒川区の小さなスタジオでのシャンソンコンサート。
すべての聴衆が初めてお会いする方たちだ。
約一時間半、シャンソンやオリジナルをお聴きいただいた。
下町のおばさんたちの反応はすこぶる良好!
「また是非!」と言う嬉しい声をいただきつつスタジオをあとにした。

7/25夜。歌声の仲間「ゴリさん」のお店でのミニ・コンサート。
懐かしい顔が見える。
愛を、平和を心おきなく歌い上げた。
短い時間だったが、同じ思いの仲間達が見守ってくれる中、久しぶりの熱唱!

(3)

南串山「ここはふるさと」レコーディング無事終了!

「長崎歌百景」第四集の南串山はまゆうの会のみなさんが歌う「ここはふるさと」の
レコーディングを昨夜無事終えた。
「この指とまれ!」方式で呼び掛け、結成された同会。
ハマユリックスホールのステージでのレコーディングに
やや緊張気味の顔でみなさんが集まってくる。
コーラスをやっていらっしゃる方もいるが、全くの素人の方が多い。
こわばる顔、伸びない声・・・と最初は心配したが、ソプラノ、アルト、
男性の順に録音してゆく。
「オッケイ!」の声で拍手が起こる。
和気藹々の中に無事レコーディングが終わる。

「南串山はまゆうの会」の活動を続けて欲しいとの声がある。
月に一度ほどレッスンに来て貰えるだろうかとのお話。
こんなことを求めて始めた「歌百景」だったのだ。
勿論月に一度でも、二度でも足を運びたい。
継続してゆく中で、音楽とは?文化とは?と、みんなで深め合いたいと願う。

本来の人間のやさしさが南串山にはある。
それがどこから来ているのかも本気で知りたい。そして学びたい。
長くつきあって行きたいと思う人たちばかりだ。
そんな中に、茂校長先生がいらっしゃる。
「はまゆうの会」の会長さんになられ、心細やかな諸準備をして下さった。
いつまでもそのやさしさとともに在りたい!と願っている。
心からの感謝の思いでいっぱいである。

南串山第一小学校の児童たちも「花でかざって」という平和への歌を歌ってくれた。

一年生から四年生まで、各学年毎に収録。
徐々に変化してゆく歌声が興味深い。
四年生になると、大人びた歌声に聞こえて来るから不思議だ。
毎年8月9日の「平和の集い」では、この「花でかざって」を歌い続けて下さっている。
感激である。

「地球をぬりかえよう!」

小学校4,5,6年生とこの春卒業した中学1年生の有志が元気に歌ってくれた。
子どもたちの存在そのものが「平和」の象徴であるのに、
その子どもたちが「平和の歌」を歌う姿は大きな感動だ。
いつまでも平和を願う気持ちを持ち続けてほしいと願うばかりである。

羽田空港での嬉しい再会!

疲れた身体でトボトボと歩いている私の背後から「オーイ!」という声。
振り向くと、そこには灰谷健次郎さんの黒い顔。
少しばかりの立ち話で灰谷さんは沖縄行きの飛行機へ!
長崎での再会を約束し別れた。

灰谷さんには個人的にもいろいろとご心配をお掛けした。
「また米作りを始めたそうだね。」という声が温かかった。

今日夕刻、久しぶりの「山」へ向かう!