農作業奮遊記(2)
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三枚目の田んぼ、その三分の一ほどの 広さに籾蒔きのための場所を作る。 表面をきれいに撫でて行く。 そして排水。その上に籾を蒔く。 普通は美しい長方形なのだろうが、少々 ご愛敬!で田んぼと同じ様な形にした。 |
初めての籾蒔き。 約1800平方センチメートルに約一合五尺の 籾を蒔く。結果的には全体で6、5キロの籾を 使用。とにかく「籾から稲」への作業は全くの 未経験なので、緊張しつつもドキドキワクワク。 |
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蒔き終わったあとのアップ。 この後に、籾が浸る程度、ギリギリのところ まで水を張る。鳥たちにヤラレないように するためだ。 |
籾蒔きが終わり、一番広いブルーベリー畑の 草取りに汗を流した。 下の田んぼから段々田んぼを撮影。 右上の新緑の木は柿の木。 山を映した田んぼが美しかった。 |
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午前中は曇っていたが、午後からは暑い 陽射し。青空と山並みと田んぼの水の コントラストが美しく、思わずシャッター。 |
・・・と言う訳で、初めての籾蒔きを無事(?)終えた。
芽が出て順調に育ち、田植えの日まで間に合ってくれることを願うばかりだ。
先日「米作り」のことを教えて下さった岩井氏の畑約一反を借り受けることが出来そうだ。
この田んぼのすぐ近くの畑なので耕耘機作業もOK!だ。
勿論、田植えが終わってからの「畑作り」になるが今から楽しみだ。
小麦畑にするか、ブルーベリー畑にするか・・・
まだ時間が有るのでゆっくり考えるとしよう。
一週間後は「育苗箱」への「籾蒔き作業」が待っている。
「苗」が育たないことには「田植え」も出来ない訳なので、少々多めに「箱」を用意する。
と同時にやっぱり初めての「直播き」も待っている。
とにかくこの季節はいろいろと忙しく楽しい!
5月15日
苗床の籾、発芽!
そして育苗箱への籾蒔きの日!
朝から快晴。夏を思わせるような暑い一日だった。
溝口夫妻、姪の「みのり」ちゃん、石丸氏、植松さん、そして強力助っ人として
溝口氏とともに市民運動を展開されている氏家氏と藤原さんが初参加された。
本日の作業内容は(1)育苗箱への籾蒔き(2)田んぼへの直播きの
予定だったが、用意していた籾が少々残ったので(3)陸稲作りの挑戦として畑に蒔いた。
育苗箱は全部で50箱。底に新聞紙を敷き、土(培養土)、籾、また培養土の順に
繊細な感じで重ねて行く。
最初の培養土にたっぷりと水を与え、その上に籾、培養土と重ねる。
50箱をきれいに並べ、保温シートをかぶせて発芽を待つ。
その後に、田んぼへの直播き作業・・・と続くのだが、
悲しいことに写真がホームページ・ビルダーから上手く転送出来ない状態になってしまった。
回復したらすぐに写真とともにご紹介したい。
一週間前に蒔いた苗床の籾も芽を出し始めている。
いよいよ「田植え」へのスタートだ!
「田植え・夕暮れ・畦道コンサート」開催決定!
来る6月18日午後7時頃から田んぼにてコンサート。
「ながさき・音楽村」発足を記念して、
地域の方たちや田植えに参加していただいた
仲間たちとともにコンサートを開催します。
音響もバッチリ、歌い手も伴奏陣もいつもと同じメンバー。
寺井一通、馬川慶子、高比良陽子、齊藤享、田島博康・・・
約一時間のコンサート後には「山の家」での交流会。
「岩立」地域の方たちへのご挨拶と今後のご指導をお願いしたいと考えています。
【参加費無料】
みなさんのお越しをお待ちしています!
5月25日
やっと「転送」が可能になりました。
少々遅ればせながら、十日前の写真を掲載します。
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一週間前に蒔いた 苗床の籾が芽を出し 始めていました。 |
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苗箱に新聞紙を敷く。根が出ないように・・・ とのことだ。 |
培養土を苗箱の底に平らに敷く。 | 培養土の上に籾を蒔く。 |
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(左) 籾の上に薄く土をかけ、保温シートをかぶせ、発芽を待つ。 (右) 直播きに挑戦。 竹を置き、竹に添って籾を蒔いて行く。 |
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二手に分かれて蒔いていった。真ん中あたりで合流。 | ![]() |
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(左)初参加の藤原さん。表情がよく見えないが、次回を乞う!ご期待。
(右)必死に「竹の根」を取り終えた石丸君。
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すっかり逞しくなってきた溝口君。 竹の根の取り方を伝授するように なるのだから、人間って不思議! 頼もしいパートナーへと変身は続く! |
その一週間後・・・
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少々見えにくいが、可憐な花のあとに、可愛い実をつけ始めたブルーベリー。
・・・と言う訳で、今日は5月25日。
稚苗も伸び、ブルーベリーの実も少し大きくなっていることだろう。
今日は「ライブ」があり、山へは行けないが、
明日は苗箱を水につける作業が待っている。
ご近所(山の)の岩井氏がご自分の農地を提供して下さるという件は
前に述べたが、その農地の広さが約4反・・・
これまで取り組んできたものと併せると何と約一町歩の広さではないか!
荒れ果てた農地を回復するだけでも意味は十分にあると思うが
田んぼや畑を広げ、汗を流した結果、そこに実りがあふれるかと思うと
今から心がときめいてくる。
農閑期を作らないようにして普段の活動を展開して行きたいものだ。
ミスターK氏が少しずつ拓いてくれていると言う。
明日が楽しみだ。
5月26日
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苗床の稲。5〜10センチに伸びてきていた。 | 防鳥ネットのため色が少々薄くなっている。 |
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ブルーベリーの実。 |
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少しずつ大きくなっていく。 |
五日ぶりの山・・・久しぶりに汗を流した。
作業は「苗箱」の移動と「草取り」。
苗箱の発芽状況が余りよくなく、かなり心配だが、暫く様子を見ることにする。
「苗床」や「直播き」は双方とも大丈夫のようだ。
ブルーベリーが可愛い実をつけている。勇気づけられ、草取りと水撒きに力が入る。
それにしても、これから草とのたたかいになって行くのだろう。
「今日も明日も明後日も 来る日も来る日も草取り作業!」
と歌った「夏」という楽曲を思い出す。
今日から「いんば学舎」支援のコンサートで歌う「いのち輝け!合唱団」の
レッスンのため上京する。弟子の宮本希利奈のレッスンも久しぶりに行う。
山へ行くのは来週の水曜日くらいになるが、しばらくは「半音」に全力を尽くそう!
山のお客様
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6月4日(土) 野元靖子のお母様をはじめ、 西海町からのお客様。 実は、農業のプロの方々。 稲の状態を見て貰ったり、 今後の作業等の ご指導をいただくために 来ていただいた。 (左から二人目が野元のお母様) |
同じく6月4日。 二十数年前、安中公害の取り組みや 「みんな友だちなんだから」 (音楽テープ)の制作等で 合唱団や歌い手として参加して くれていた大嶋君が訪問してくれた。 この四月、転勤で長崎に来たと言うことだ。 独身だった彼も沖縄出身の妻とふたり・・・ とてもお似合いのご夫妻だ。 |
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8月21日「浦上天主堂」での「長崎から平和の歌コンサート」の 演出をお願いしている若狭健二氏が会場の下見と打ち合わせで 来崎。音楽村農園にご案内した。拓かれた約2000坪の広さと ブルーベリーに感激!田植え前の田んぼとブルーベリー畑、 そして森を背景に記念写真。(6月8日) |
6月16日ー19日
田植え&稲取り&田植えコンサート、また田植えの四日間。
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先ずは16日。一番広い田んぼを 田島博康氏が「田植機」持ち込みで 機械植えに取り組んでくれた。 その広さ、約400坪。育苗箱での 苗作りが失敗したので、ご近所の 農家の方たちに分けていただいた 苗を植える。 プロの音響マン、そしてベースマン なのだが、何とも田んぼにフィット している。他の約500坪を手植えで 行う予定だ。それにしても初めての機械 植えだったが、その速いこと! 約一時間で終了した。 |
同じく16日「露天風呂風五右衛門風呂」が完成。 近くの山にある「石」を使用してのミスターK氏の 力作だ。後ろの森の右側が風景が広がっている。 18日の田植え後、コンサートの前に「初風呂」を 楽しませて貰おうという魂胆だ。 このあとに、目隠し(外から見えないように・・・)を 作って全体の出来上がりだ。 |
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苗床の稲取り作業。今は殆ど機械植えの家が多い のだが、以前は手植え作業だったとプロのお百姓 さんたちがたった三人で取り組んで下さった。 実は野元靖子のお母様と親戚のおじさん、おばさん たちなのだ。 「いい苗が出来ている!」とお褒めの言葉をいただい た。育苗箱での苗が上手く行かなかったので、この 苗床の稲は大成功!と言うことになった。 |
直播きの田んぼでの「間引き作業」。 これが結果的には「一番いい苗」と評価された。 来年以降、全体を「手植え」で取り組むことを前提に 苗床や直播きでやろうと言う、今のところの結論に なっている。しかし、その仕事の速いこと・・・ 「楽しい!楽しい!」の連発で、疲れなど全くない感じ だったのには脱帽だ。 これからもいろいろと教えていただきたいと願っている。 |
6月18日
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さあ、いよいよ田植え本番! 広い田んぼなので、ヒモを張ってではなく、 筋書きをしてそれぞれのペースで植えて行く。 残念なのは、当然の如くみんなが下を向いて いるので、その表情が見えないところだ。 初心者も多かったのだが、二日間に分けたのが 成功だったようだ。 このメンバーだけではなく、食事担当の人たちや 他の作業をしている人たち・・・と三十人ほどの 人たちが集まって下さった。 感謝!だ。 |
とりあえず一日目の作業終了! その時に、山にいたメンバーで記念撮影。 誰が誰か、全く分からない感じだが、自分では判別 出来るだろうと期待しつつ・・・ |
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そして「田植え・夕暮れ・畦道コンサート」の前に、お風呂で汗を流す。
お手伝いに来ていただいた岩川さんの息子君たちがお風呂を沸かすのを頑張ってくれた。
何とも子どもらしい二人の少年・・・
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佐世保市在住の前川雅夫さんが「原爆稲」の 由来を説明して下さった。実は彼とは一週間前 に知り合ったばかり・・・ 被爆60世の「原爆稲」。60年前に浦上天主堂 の下の田んぼで見つかったという。それを 育て 続けていたと言う黒木さんという今年90歳 にな る方から分けていただいた稲だ。 稲は順調に育つらしいが、今もなお半分くらいしか 実らないと言う。 |
参加者に少しずつ渡して、植えていただいた。 「ながさき・音楽村」のスタートに相応しいイベント になった。出来れば少しずつ増やして行き、原爆 の生き証人として広げて行きたいと、みんなで語 り合った。この小さな田んぼはずっとずっと「原爆 稲」の田んぼとして引き継いで行きたい。 被爆者の田中重光さんと坂本フミヨさんに最初に 植えていただいた。(下の写真) |
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そしていよいよコンサートの開始。
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畦道に並べたビール缶の灯りが、闇がせまるとくっきり浮かび上がり、何とも幻想的・・・
歌声とカエルの鳴き声との共演も初めての体験だった。
岩立地区の方たちも参加して下さり、「感動しました!」と声を掛けていただいた。
山懐に抱かれた田んぼでのコンサートだったが、その音の響きも想像以上のものだった。
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「山の家」にて打ち上げが始まる。 野元靖子が中心になって、用意を してくれた。冷たいビールと焼酎、 ワイン・・・と、お刺身をはじめ、美味 しい料理に舌鼓をうった。 |
初めて山に来た藤井美知子さん(右)と 私のレッスンを受けている宮崎ミサ子さん。 |
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齊藤享のヴァイオリンの音色が山に響いた。 | 何とも幸せそうな表情の馬川慶子。 |
この二人の「結婚宣言!」で打ち上げ会が大いに盛り上がった。
と言うことで、二人の演奏がますます充実したものになることを願わずにはいられない。
とにかく「おめでとう!」
6月19日
翌19日もたくさんの仲間たちが集まってくれた。
その殆どが初心者。最初は「どうなることやら・・・」と言う感じだったが、人間の学習能力はすごい。
スムーズな作業に変わって行くではないか。
田んぼの広さに対して、人間の数が多すぎる感じもするが、交代しながらの作業が
ふたつの組に分かれての作業になった。
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溝口夫妻の田んぼが、最後になった。 ふたり仲良く作業をすすめる。 約40坪のこの田んぼは「愛ある田んぼ」 と命名されている。その理由は溝口氏に いつか語って貰うことにしよう。 |
溝口夫妻の作業を見ることもなく、空き時間で ブルーベリー園の草取り作業に汗を流す参加 者たち。夏には美味しいブルーベリーを思う存 分楽しんでいただこう!畑全体の草取りは流 石に大変なので、木のまわり、直径1m50cm くらいの草を取るようにして、あとは刈って行く ことにしている。それにしても、雨が少なく水分 を必要とするブルーベリーに、水やりの作業も 待っている。 | ![]() |
そして打ち上げ。音楽村始まって以来の女性たちの多さだ。
「合農」(合同農作業)にあこがれていた男性たちの顔もゆるみっぱなし・・・
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我が農業部長の田中重光氏が被爆二世の 樫の木の話をしている。 その植樹を「音楽村ハウス」の脇にするのが 今回最後の行事。 |
田中さんの話を聞く参加者たち。 |
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水をたっぷりと遣り、みんなで 一鍬ずつ土をかけて行く。 |
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たくさんの仲間たちの参加で、無事田植えも終わった。 NPO法人「ながさき・音楽村」の本格的スタートだ! 「いのち」をど真ん中に据えた「半農半音」活動を より多くの仲間たちと展開して行きたい。 心からの感謝の思いをこめて・・・ |
6月22日
田植え三日後の風景。
直播き、機械植え、手植えとあり、その苗の大きさも様々。
稲刈りの時期も少しずつずれていいのかも・・・
第一回草取り作業は7月10日。
合鴨も60羽ほど、その日に届くことになっている。
ブルーベリーの実も少しずつ色づいて来ることだろう。
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それにしても、この雨不足は何ともやるせない。
水がなくて「田植え」そのものができないところが続出している現状だ。
我が「音楽村」は何とかなっているのだが、歓んでばかりはいられない。
雨は降らず、苗箱の稲は大きくなるばかり・・・と、ため息が聞こえてくる。
やはり、異常気象なのだろうか?
合鴨到着!雨の中、草取り決行!
7月10日(日)。
待ちに待った合鴨60羽が届いた。何とも愛くるしいその姿にメンバーたちはしばし見入った。
レコーディング作業で、約20日振りの「音楽村」。
稲の育ち具合も気になっていたのだが、何よりも楽しみだったのが「合鴨」の生の姿。
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とにかくご覧いただきたい! 雨と風に脅え(?)ついに田んぼに入り、草を食 べるまでは行かなかったが、それでも少しずつ 慣れるにつれ、どんどん食べてくれるようになる らしい。生後二週間らしいが、大きさも様々・・・ 小さい二羽は、早速具合が悪くなり、水をふいて あげ、温めるという仕事を作ってくれた。 暫くはその体調を見ながら、と言うことになるらし い。「アイガモ学校」の小屋は、南串山の茂先生 からいただいたもの。この他に大きめの小屋を 作り、ふたつのグループで、二つの田んぼを担当 してもらうことになる。 |
そして雨の中の草取り作業。参加者は10名。
「合鴨」のお世話をして下さった南串山在住の岡田先生(この方、茂先生の先輩教諭であり、
音楽村メンバーの原田先生の恩師でもある方で、定年前に教職をはなれ、こだわりの農業を
展開なさっている、我が音楽村には最高の指導者として勝手に考えている。)や原田君、そして
岡田先生の指導で農業をされている甲田さんという方も手伝って下さり、石丸、中村、植松と
言う、田植えでも大活躍だった三人も頑張り、四時間ほどで草取りを終えた。
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雨の中の草取り作業 上から二枚目の田んぼ。田植えから約三週間、 草もそんなには多くなく、楽な仕事だった。 |
上から三枚目の田んぼ。 直播きの稲が間引きをしないとどうしようもない 状態。伸びた稲を抜く作業は何とも切なかった。 |
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田植え後三週間の稲たち。 この二枚の田んぼの草取りを合鴨たちに お願いする予定だ。この二枚で約二反。 |
どんな仕事ぶりを見せてくれるのか、とにかく 楽しみだ。鳥や他の動物から襲われないように 気を付けなければならないのも一仕事だが・・・。。 |
と言うわけで、何とか無事草取りは終えたのだが、
何と「いもち病」にかかっているらしいとの前出の岡田先生の弁。
農薬を全く使わないのが、我が音楽村のやり方なので、その対処法を検討している。
次の土、日あたりで何らかの処置をしなければならないだろう。
「失敗をして勉強していくんですよ。」と岡田先生はおっしゃるが、みんなで植えた稲たち・・・
何とか守り抜きたい。先程、原田君から連絡が入り、何とか乗りこえられそうとの嬉しい言葉。
これからじっくりと相談をして行こう!
朗報ひとつ!
何とブルーベリーの実が熟し始めたではないか!
まだいくつかしかないが、摘んですぐに口に入れると何とも自然の味が広がる。
梅雨が明け、太陽の光を存分に浴びたら、もっと甘さが増すのだろう。
山のお客様が増えて来るような気もしてくる。
合鴨たち、始動!
(7月14日記)
田んぼに来てから三日目の十二日。いよいよ合鴨たちが働き始めた。
と言っても、彼らはエサを求めて動いているだけなのだろうが・・・
それにしても何とも愛くるしい姿である。
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生後二十日で、もう働くなんてスゴイ! 可愛い鳴き声を発しながら、一時もジッとして いない彼ら(彼女たちもいるのだろうが・・・)。 とにかく素早いのにはビックリだ。 朝八時から夕方六時までが労働時間。 動き回って、疲れたらゆっくり休む、と言う感じ なので、働かせ過ぎではないだろう。 これから暑くなって来るので、小屋にいる時間 も少なくなって来るのかも知れない。 |
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寄り添うようにして休む合鴨たち。 みんなみんな無事に成長してくれることを 願わずにはいられない。 |
ブルーベリーも少しずつ熟し始めた。 草取りをしながら、一粒また一粒・・・ と十三日は二十粒ほど口に入れてし まった。やっぱり美味しい! |
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7月25日
「いもち病」に挑んだ一週間!
田んぼ全体の稲の葉が枯れかかっている、という緊急事態。
「全滅かも知れない。」とか「放っておいたら何とかなるのでは・・・」とか、様々な声が飛び交う中、
「とにかく何とか出来るものなら何とかしたい!」と仲間に相談。
原田和也氏が「以前、あのダッシュ村のホームページで見た記憶がある。」とのこと。
彼の指示でホームページを開けてみる。
2001年の「成長記録」の蘭に「いもち病」対策が掲載されているではないか!
農薬を一切使用しない「液」を作り、散布するとのこと。
使用するのは「ニンニク」「唐辛子」「お酢」「木酢液」・・・そして「水」。
迷ったのは「計量カップ」が「軽量カップ」と書かれていること。
1リットルの水に対して、ニンニク5片、唐辛子10本、お酢カップ半分、木酢液カップ4分の1の割合。
すり鉢で、ニンニクと唐辛子をとにかくすりつぶす。
そして夜なべ仕事で10リットルの「対処液」を作成した。10リットルの「液」でどれ程の広さに散布出来るのか、
確かめなければ約3反の田んぼに散布する量が全く分からないからだ。
17日。10リットルの「液」散布。その結果、約500リットルを作らなければならないことが判明。
18日。野元靖子と野中孝子さんが駆けつけて来る。
すり鉢では埒があかない、とミキサーを持参して下さった野中さん。
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18日はとにかく「原液作り。」 坂中正美氏、ミスターK氏と寺井の五人で、 ひたすら「ニンニク」の皮むきに専念。 とりあえず五キロのニンニクの皮を必死で むく。袋に入れて、その袋をたたきつけると よく皮がむけるとか、坂中氏などはピンセットを 使うという始末。 人生の中で、こんなにニンニクの皮むきに はまったのは、勿論全員初めて。 |
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ニンニクと唐辛子をミキサーで砕いていく。 何とも「ミックスジュース」のような色合いだが、 その匂いの強烈さはたまらない。 喉に少しでもその空気が入ると、イヤな咳が 出始めて止まらない。 そして今度は「液」だけを抽出するために、布で 絞り込む作業。素手だと何かしら沁みる感じなの で、ゴム手袋を使用。そのゴム手が赤く染まって 来るという強烈さだった。そしてこの絞り作業を ヤリ抜いて下さったのは野中さんだった。 感謝!だ。 使用したニンニク10数キロ、唐辛子数千本、 お酢十五リットル、木酢液八リットル。 ペットボトルに次々と入れてゆく。 ペットボトル二本半で、八十リットルの水で薄めて ゆく割合にした。 それを噴霧器で散布して行く、と言うのだ。 気の遠くなるような作業だが、ヤリ切らなければ ならない。 |
18日。
田中重光、原田和也、高比良陽子、川崎啓一郎、嶋田真一各氏が来てくれる。
加えて、東京から「日本農業新聞」の記者、窪田氏が取材に来られた。
「原液」を作る班と散布する班で作業を進めて行った。
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散布組は原田、田中、嶋田各氏。 川崎氏はブルーベリー畑の草取りに汗を 流してくれた。 |
合鴨たちも最初は驚いた様子だったが、 薬品は使用していないので、合鴨たちにも 勿論やさしいもの。少々、水が辛く感じたかも 知れないが・・・ それにしても、9リットル入りの噴霧器。 肩から下げて、片手で圧を加えて、もう一方の 手で噴霧する。肩と腰にズンと重さが来る。 田んぼなので歩きにくい。田んぼは広い。 ていねいに散布して行かなければならない。 遅々として進まない。しかしヤリ切らなければ 稲がダメになる。ハードな作業だ。 |
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19日。
ウィークデーなので、参加者は溝口昌喜氏のみ。
約一反半ほどの広さが残っている。この日は午前中のみの作業になったが、先が少し見えてくる。
あとはミスターK氏とともに淡々と進めるしかないようだ。
そして田んぼ全体に散布終了したのが、23日。
ミスターK氏の努力に感謝している。流石に足と腰と肩にズッシリと疲労感が残っているらしい。
スーパーマンのような彼でもそうなのだから、私などがすぐにヘバルのは当然と言えば当然なのだろう。
一週間。
音楽村始まって以来の大変な作業だった。苗床での育苗で発症したことも分かった。
来年以降の参考にしたい。
ヒイキ目かも知れないが、克服出来たのでは・・・と思えてくる。
「これでダメダッたらグレてやる!」などと冗談を飛ばしながら、ミスターK氏と美味いビールで乾杯!
現在の田んぼの様子をご覧いただこう!
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(上二枚) 6枚の田んぼ。(細かく言うと7枚)三段 目の田んぼが直播きのものと田植えを したものと、ふたつに分かれている。 (左) 昨年の脱穀時に落ちた籾が自然発生的に 芽を出し育っている。田植えしたものと比べ ると違いは明白だ。自然の力の偉大さに感服。 やがてこの水面が見えなくなることを願わず にはいられない。 |
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大きくなった合鴨たち。小屋の反対側にある池 で休むことを覚えたようだ。 |
ふたつに分かれての合鴨たちだが、上の田んぼ の連中は全員揃ってよく動いている。 一番広い田んぼの連中は結構サボっているの が見える。合鴨もイロイロなのだろう。 |
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と言う訳で、この一週間の苦労が報われることを願うしかない。
それにしても「イザ!」という時に、駆けつけてくれる仲間たちの存在が嬉しい。
猛暑の中の作業にガンバッテくれた仲間たち、ありがとう!
7月29日記
一昨日(7/27)田んぼの様子を見に行った。
何かしら「功を奏している」ように感じられたのは私だけではなかったようだ。
同行した野元も、野中さんも、ミスターK氏も克服できたのでは・・・と口を揃える。
今後夏の陽射しを大いに浴びながら、成長してくれることを願うしかない。
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一番上の田んぼの手前が成長が遅い。 | 一番広い田んぼは順調のようだ。 |
これは「合鴨」ではなく、「カモ」である。 田んぼでふ化したものらしい。 少々弱っているところを助けたもの・・・ 野元靖子が家に持ち帰ったが、どうなることか・・・ |
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合鴨たちは大きくなっている。 カワイイ!と言うイメージはなくなり、逞しい感じだ。 一羽も死ぬことなく、育っているのは「優秀」らしい。 |
と言う訳で、全体的には「OK!」という感じだと思いこむことにしよう。
31日は溝口昌喜を筆頭に「一斉草取り作業&ブルーベリー食べ放題」なる企画が立てられている。
ブルーベリーがどれ程熟しているかが問題だが・・・
そしてもしかしたら雨の中の作業になるかも知れないが、大いに期待したい。
9月7日
八月に入り、体調を崩し、その上ハードなスケジュールで更新が出来ずごめんなさい。
そしてこの十日間ほど留守にしていました。
台風の中、やっと長崎に帰り着き、台風後の山の状態を見に、高比良陽子と山へ同行。
とりあえず写真を撮って来ました。
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一番下の田んぼの稲が倒れていましたが 水に浸るまでは行かず、ホッと一安心。 |
畦道の左の一列が原爆稲。何とか倒れずに 踏ん張ってくれていました。 |
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仕事を終えた「合鴨たち」。 ニワトリ小屋の隣に池付きの遊び場を作って 貰い、ガーガーとご機嫌そうでした。 |
初登場のニワトリたち。 南串山の岡田先生にいただいた13羽。 順調に「タマゴ」を産んでくれています。 |
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9月12日
五日ぶりの山。残暑厳しい中、ブルーベリー畑の「草取り」で汗を流す。
田んぼの状態は相変わらず・・・あとは「稲刈り」の日を待つだけになった。
台風で少々倒れている稲もあるが、収穫にはそんなに影響はないように思う。否、思いたい。
今年もまた「イノシシ」出現。
一番下の溝口夫妻「愛ある田んぼ」が荒らされてしまった。
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下の三角形の田んぼが荒らされている。(右写真) 広い田んぼの方は、台風の影響だ。 |
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合鴨たちを ブルーベリー畑で 遊ばせる。 虫がかなりいる らしく必死に つついている。 |
9月21日
稲刈り日程決まる!来る10月15(土)16(日)両日!
台風やイノシシ、いもち病の完全克服が出来なかったことで、少々痛めつけられた稲たちですが、
それでも必死に生き抜いている姿に感動すら覚えます。
昨年の約9倍の広さに挑んだ今年の稲作ですが、収穫量の予想などせず、
収穫出来る歓びを身体いっぱいに感じようと思います。
「全滅」と言われた「いもち病」発生でしたが、それでも何とか農薬を使用せず対処できたのは
メンバーに大きな勇気と「完全無農薬農業」への自信を与えてくれたようです。
合鴨たちも一羽も減ることなく全65羽、元気に「ガーガー」と生きています。
ニワトリも「ヒナ」を含めて20羽、ブルーベリー畑に遊び、虫などを食べている様子・・・
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一番上の田んぼ。 この奥に今月末に 稲刈り予定の稲が 少しばかり・・・ 向こうに見える林は この秋から冬に伐採 し、その手前の谷間を 新たな農地にする 予定です。 |
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また今年も彼岸花が・・・ | 上から見ると不思議な感じ・・・ |
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親子のニワトリがブルーベリー畑の お掃除をしてくれています。 |
ニワトリと合鴨、まさに共生だ。 | ![]() |
またイノシシが・・・
9月22日撮影
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一番広い田んぼにイノシシ出現。 台風の被害(上)とイノシシに荒らされた手前。 一度荒らされたので何とか入らないように 網を掛けたり、柵を補強したのだがまだまだ 甘いのだろう。ミスターK氏もガックリ・・・ 責任を痛感しているようだ。 しかし自然とはこんなものなのだろう。 |
その上の田んぼは何とか大丈夫のようだ。 稲刈りまであと二十日余り・・・ 何とか収穫の歓びに浸りたいものだ。 |
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稲刈りまであと一週間。
秋とは名ばかり・・・まだまだ暑さが続く長崎ですが、それでも実りの秋は近づいています。
今日、田んぼの水抜きをします。
あとは15、16日を待つだけとなりました。
現在、岩井さんのご厚意でお借りするようになった「谷の土地」の開墾に汗を流しています。
そして「籾すり機」は坂中氏の8年ほど前まで使用していたもの・・・
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倉庫から出してみる。 何とか使えそうだ。 10/29「籾すり」予定。 |
岩井さんの一番上の畑地。 刈った草を燃やす作業に汗を流した。 石丸氏と植松さん。煙に隠れて溝口氏が いる。(10月2日) |
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燃やした後の作業。(10月8日) 10年近く休耕田だった場所だけに、 根が張り、交錯している。 耕耘機を押し、草や木の根取りに奮闘! |
少しは畑地らしくなってきた。 この右手の方にも土地があるが、とりあえず 見えているところの「土作り」が目標。 様々な野菜作りをしたいと考えている。 |
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一番上からの写真。 少しずつ全貌が明らかに・・・ |
いよいよ稲刈り!
去る10月15、16日。待ちに待った「稲刈り」の日・・・
私自身は右手のしびれがあり、農作業はしばらく禁止、という医者からの指示があり
見学という、何とも情けない状態になってしまったのですがが、
参加者の皆さんの何とも頼もしい勇姿に感動の連続でした。
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15日のメンバー。
野元靖子、小林和子、溝口昌喜、中村高四郎、溝口あゆ子、川崎啓一郎、原田和也、
嶋田真一、坂中正美、山下律子(初めての名前だが、レッスンに励んでいる人)
ひまわりの広畝百枝さんとご家族、同じくひまわりの坂本フミエさん、溝口あゆ子さんの
お友だちの林田さん、そしてマルモトイズミさん、そしてミスターK・・・
そして働かない(働けない)寺井一通も加わり全19名。
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田植え、草取りに引き続き、 稲刈り初挑戦の川崎啓一郎。 大いに「いのち」を感じたようだ。 |
溝口昌喜、あゆ子夫妻。 今年はイノシシに泣いたが 来年のリベンジを期待しよう。 |
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今回は田んぼの近くで昼食。 野元作、大評判のカレーだった。 多分食後だろう・・・我が姉、満面の笑み。 |
一日目の終わり。 段々田んぼ四枚を刈り終え干した。 |
そして16日。
参加メンバーは、15日に引き続き、野元靖子、小林和子、ミスターK、坂中正美。
新メンバーは榎省二、昭子ご夫妻(ひまわりのメンバー)、大嶋直樹ご夫妻、
野元信靖(野元のひとり息子)、前川佳子・優菜親子、江頭真由美さん
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この日のリーダー榎省二、昭子さんご夫妻。 | とにかく仕事が速い、きれい、段取りがいい。 |
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沖縄出身の大嶋君の細君。 とにかく農作業が好きらしい。 黙々と続けられる姿に感動! |
大嶋直樹君。 東京出身は関係ないと思うが やはりその体型からか 「10分働いて30分休む。」ことを 続けているようだ。 |
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野元靖子、信靖親子。 中学二年生で野球部。 6年前には「私の出会った子どもたち」 のレコーディングに参加をしてくれた。 いい青年になった! |
二日間連続で稲を束ねる仕事で 参加してくれた地主さんの坂中正美。 その仕事ぶりはとにかく見事だ。 |
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「おがっち」のマスター、織方博氏。 素晴らしいムードメーカーであるが、この日は 少々体調が優れず、大人しい感じだった。 |
初めての稲刈りの前川佳子さん。 シャンソンを勉強したいと我が事務所を 訪ねられたのに、何故か先ず山村へ! |
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ひとり娘の前川優菜ちゃん(五歳)。束ねた稲を 運び続けてくれた。 |
江頭真由美さん。 やっぱり初めての体験だったらしいが、 とにかくよく働いて下さった。 例外なく、翌日か、翌々日に筋肉痛が・・・ 年令によってその時期は違うらしいが・・・ |
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両日とも頑張ってくれた嶋田真一君。(青いつな ぎの青年)一番下の一番広い田んぼの作業。 |
改めて、野元靖子の記念写真。 二日間ともお釜でご飯を炊いてくれた。 その結果、ススで顔が汚れているのだが やはりアップの撮影はやめた。 |
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とにかく二日間、お疲れさまでした。
今年中の農作業は私は断念しなければならなくなりましたが、
今後の予定としては29日(土)が「脱穀作業」です。
そして「籾すり作業」「精米作業」と続きます。
収穫量は土曜日にならなければ分かりませんが、
みんなの汗や涙や笑顔がいっぱい詰まったお米・・・穫れただけで大満足!
美味しくない訳がありません。
それにしても脱穀の前に「稲刈り」のご紹介が出来てよかった・・・
28日の雨で、29日の脱穀作業中止!11月3日に変更!
28日。
野元靖子、坂中正美、ミスターK、寺井の四人で話し合いをもった。
それぞれの音楽村に対するスタンスというか、在り方と言うか・・・野元の問題提起で始まり、
大いに深めたところでの話し合いになったのでは・・・と思っている。
理念と現実のギャップ。音楽村と農作業の関係。日常の取り組み等々・・・
やはり月一回程度でも「話し合い」を持ちたいね。
脱穀を待つ天日干しの稲たち
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いよいよ脱穀作業!11月5日!
二度の雨でNGになってしまった脱穀作業。
11月5日、やっと「脱穀の日」到来。参加者は、田中重光氏、山下律子さんと私。
そしてミスターK氏。朝9時頃から始まり、脱穀機も好調に動き、約一時間ほどで約一反が終了。
だがそこは機械」のこと・・・煙を吐いて止まってしまう。
結果的にはベルトが切れていたのだが、作業中断。
しかし何とか作業は進み、夕刻5時頃の雨が来るまで、の頃150坪まで辿り着いた。
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残りの「脱穀作業」終了!11月9日
9日午前中、前川佳子さんと寺井、ミスターKで残りの脱穀作業を行った。
一番上の田んぼ(昨年取り組んだ約100坪)の脱穀が最後だったが、何と昨年より収穫が多いではないか。
他の田んぼより出来もいいように感じる。やはり昨年取り組んだ田んぼは、
ずっと休耕田だった田んぼより「地力」があるのだろうか。
それにしても雨で延び延びになっていた「脱穀」もやっと終わり、
あとは13日(日)の「籾すり作業」で一連の作業がやっと終わる。
今年は「玄米」で保存し、必要に応じて「精米」をして行こうと考えている。
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(左)最後の最後、一番上の田んぼの脱穀。残りもあと僅か・・・
(右)「原爆稲」の脱穀は手作業だ。ご覧の量の収穫だった。
来年のために「種籾」として大事に保管することにしよう。
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とにかく全て終わった。 全体の収穫量は13日の籾すりで判明するだろう。袋の数は結構多いのだが、 その中身が問題で、籾殻が多かったり・・・で重さが一定しないのだ。 さあ、今度は「小麦作り」が待っている。 |
籾すり作業終了!11月14日
11月12、13,14日と「籾すり」作業に取り組む。10年近く前まで稼働していた「籾すり機」だ。
坂中氏の倉庫から取り出し、試運転をしていたものだが、倉庫での保管の仕方がよかったのだろう・・・
一発で動くのだからやはりスゴイ!
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10年来の勇姿! | 右に籾殻が飛び、手前に玄米が出てくる。 |
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籾殻付きの米を入れる。 | 機械のご機嫌を伺いながら・・・ |
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簡易精米器。 約30分で10キロほどの玄米が精米出来るよ うだ。 |
作業が終わる頃には西の空が夕焼けで 美しかった。 |
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夕闇に包まれ、空にはお月様・・・ 陽がかげると急に寒さが来る。 そんな訳で、14日「籾すり」作業がすべて終わる。 ただ機械が順調に動いてくれることを願いながら 見守りつつ、脱穀済みの米を注いで行く。 そして袋にたまってゆく「玄米」。 籾すり作業参加者。 坂中正美、寺井一通、前川佳子、前川優菜、大石 さん(ご近所の方)、ミスターK。 (写真は13日撮影) |
玄米での収穫量約500キロ、屑米約130キロ。
15日、収穫量を測り、坂中氏とミスターKと寺井の三人で「乾杯!」をした。
約三反での収穫量としては少ないのだろうが、夏の「いもち病」やイノシシの襲来等々考えると
納得ゆく数量ではないだろうか。苗箱や苗床作りから始まり、田植えがあり、合鴨たちが遊び(?)
草取りにも汗を流し、そして稲刈り、脱穀、籾すり・・・
参加して下さったすべての人たちに感謝しています。ありがとうございました。
「ながさき・音楽村」新米米を食べる会のご案内!
来たる11月23日(水)「勤労感謝の日」、ささやかな収穫祭を開きます。
お昼を楽しもう!と考えていますが、朝10時頃に「山」に集まり、少しばかり農作業を楽しんだあとに
美味しい「新米米」を食べようと言うことになりました。
作業内容:ブルーベリー畑の草取りとワラ敷き。「籾すり機」を倉庫に入れる仕事。
因みに「新米米」とは・・・新米が作ったお米という意味です。
あと数年は「新米米」で行くことになるのでしょうね。
さあ次は「小麦作り」への挑戦です。12月11日(日)に「麦まき」予定で進めます。
それまでに「田んぼ」を「麦畑」に変えていかなければなりません。
他にも、いつでもいつまでも「農作業」はずっとずっと続きます。「開墾作業」も待っています。
「ながさき・音楽村」でともに豊かな時間を過ごしましょう!
11月23日「新米米を食べる会」
快晴の勤労感謝の日、待望の「新米米を食べる会」。
音楽村メンバーとお手伝いの人、お世話になっている人たちを招いて楽しい会を催した。
午前中はブルーベリー畑の草取りとワラ敷きの仕事で汗を流した。
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一番広い畑の草取り作業。 食事の準備組と二手に分かれての 作業に汗を流す。 |
農業部長の田中重光氏。 | ![]() |
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中村高四郎氏の仕事ぶりも 板に付いてきた。 |
「つるはしの昌」と自ら名乗り、未だ 蔓延っている深い根を取る作業に精出す 溝口昌喜氏。 |
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浜崎さんとマルモトさん。 |
一方では「小麦作り」のための畑作り。 耕耘機の仕事を淡々と続ける前川佳子 さん。一度耕し、牛糞を蒔き、再度耕して いる。 |
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嶋田真一氏と江頭真由美さん、そして野中 孝子さんは料理担当。 事務局長の野元が欠席のため、嶋田氏が 料理担当部長を引き受けてくれた。 美味しいお米と「鴨スキ」がメイン料理だ。 |
石丸能邦氏と植松栄子さん。 何ともステキなツーショット。 |
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こちらは溝口昌喜・あゆ子夫妻。 |
千葉からのお客様、多田芳江さんと 坂中正美氏。 多田さんは千葉の方で米作りに励んでい らっしゃる。この日の会も全く知らず来訪。 |
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何と嶋田氏にこの秋、春がきたのだ。 とにかく心やさしい二人の今後を温かく 見守りたい。稲刈りで出会った二人なの だから、音楽村あげて応援したい。 |
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千々石の方で農業活動の甲田さん。 南串山の岡田先生の指導の元、千々石 の美しい棚田での合鴨農法を展開。 我が音楽村の頼もしい助っ人でもある。 |
田中重光氏と前川佳子さん。 みんなみんな「イイ顔」。 |
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音楽村では珍しい集合写真。 坂本フミエさんや山下律子さんの 顔も見える。 |
農作業で汗を流し、美味しい新米を いただいた。 |
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・・・と言う訳で、楽しいそして美味しい一日が終わった。
夜には田嶋博康氏も駆けつけて来てくれた。総勢26名の「新米米を食べる会」だった。
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少しずつでも、この輪が広がって行くことを願わずにいられない。
ここから「いのちの文化」を発信し、「平和への思い」を広げて行きたいと強く願っている。
この冬は「小麦作り」と「開墾作業」が待っている。
専従スタッフのミスターK氏を中心に、日々様変わりしてゆく「ながさき・音楽村」に
一度遊びにいらっしゃいませんか。
きっとあなたの中で何かが変わり、起こるかも知れません。
11月27日(日)
我が音楽村の強力メンバーである原田和也氏が四日遅れの「新米米を食べる会」に単身来訪。
南串山から約二時間を掛けて駆けつけ、僅か二時間足らずの昼食を楽しんでいただいた。
メニューは「合鴨のスープ」「合鴨の焼き鳥」と「新米米」。
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稲刈り以来の「山」のひととき・・・
小学教諭の彼、秋から冬にかけては、学校行事等でとにかく多忙だそうだ。
「やっぱり山はいいな!」の連発だった。
一人だけの写真は何となく淋しい感じなので、最近の「ミー」の写真も載せてみました。
ながさき・音楽村「新米米」の販売のお知らせ!
「玄米」「白米」でおわけします。お値段はかなり高めの1キロ1000円。
完全無農薬米であることとスタートし始めた「ながさき・音楽村」へのご支援をいただきたい、と
勝手に決めさせていただきました。
会員や「みんなの家〜山の音楽館〜」オーナーの方はその限りではありません。
080−5283−5544 音楽村携帯、080−5214−4450寺井携帯
までご連絡下さい!宜しくお願い致します。
12月1日
12月に入った。農家の方たちは「農閑期」なのだろうが、我が「音楽村」は休む暇などない。
小麦蒔きの準備で大忙しだ。
手のシビレで本格的な農作業から遠ざかっていたが、朝から夕刻暗くなるまで
耕耘機を動かしてみた。「田んぼ」から「畑」へと姿を変えてゆく農地。
牛糞を蒔き、一度耕す。そしてEM菌を蒔く。そしてまた耕す。
水はけのために溝を作る。そしていよいよ小麦蒔きへと続く予定だ。
「小麦蒔き」の予定は11日なのだが、一日だけでは無理な様子なので
4日にも少し蒔いてみようと考えている。
大体三反の広さにどれだけの量の小麦が必要かも分からない始末だ。
一反あたり蒔いてみて、その必要量をさぐることにする。
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田んぼから畑地へと姿を変えた。 |
秋から冬の姿へと変わってゆく山。 夕刻5時過ぎたら、急に寒くなり暗くなって ゆく。 |
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12月11日(日)
寒風の中の麦蒔き、無事終わる!
天候が悪く「麦蒔き」の準備がなかなか進まなかったのだが、昨11日何とか終わった。
参加者は、溝口昌喜、中村高四郎、山下律子、小林和子、坂中正美、ミスターK、
そして私、寺井一通の計7名。
中腰での麦蒔き作業は思ったよりかなりきつい!
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午前中は、溝口、中村、 山下、K、寺井の五名で 取り組んだ。約二時間で 約一反の畑に蒔き終わる。 お天気もたまに薄日が射す 感じで恵まれた。 |
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お昼は美味しい蠣焼きと 石狩鍋、そして里芋煮。 午後は、坂中、小林も加わり 一番広い畑に臨む。 |
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そして、午後五時十五分、約二反半以上の畑に蒔き終えた。
使用した「種籾」の量は約5キロ。パン用とうどん用のものだったらしいのだが、正直違いは分からない。
それに「いつ芽は出るのか?」の問いにも「さあ?」と言う有様。
とにかく蒔こう!と言う感じだ。
四時過ぎると、風も冷たく、身体も冷えてくる。五時過ぎると暗くなってくる。
そんな中、何とか「この人数でも何とかなるもんだな。」と作業終了。
それにしても「足」と「腰」にくる。
結論は「農作業に楽な仕事は全くない!」。と言うこと。
仲間たち、本当にお疲れさまでした。次は「麦踏み」を楽しみましょう!
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「ながさき・音楽村」農地。現在の風景。
(2005.12.11)
新年おめでとうございます。
今年の初・農作業は4日。溝口昌喜・あゆ子夫妻、前川佳子・優菜親子、ミスターK、寺井一通の6名。
小麦畑にしていない田んぼに牛糞をまき、耕耘機で耕すという予定でしたが、
耕耘機の調子が芳しくなく、急遽停車場のところの柿の木のまわりの草刈りや燃やし作業になりました。
朝10時頃から午後4時頃までの作業。
その後、「式見ハイツ」と言うところの温泉をゆっくりと楽しみました。
その後、寺井宅で夕食を楽しみ、今年もガンバロウ!と誓い合った次第です。
次回農作業は1月8日の予定です。
残念ながら小麦の発芽はまだのようで「麦踏み」作業は2月になる感じです。
2月にはもうひとつ大事な作業「ブルーベリー畑への寒肥やり」が待っています。鶏糞や油粕等々・・・
今年も大いに「いのち」と向かい合い、また添いながら、大自然に抱かれて生きたいと思います。
琴海の山へ是非遊びにいらっしゃいませんか。お待ちしています。
そんな訳で、今年もヨロシクお願いしま〜す!
15日までの写真アラカルト
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農作業と音楽村ハウス増築の仕事。
溝口夫妻、田中重光、石丸能邦、嶋田真一、前川佳子、優菜の各氏と寺井一通。
小麦の芽がかわいい。フダンソウは田中さんからいただいたものを植えた。
今年は「一斉作業日」を毎月第三日曜日とした。
主に「開墾作業」と「イノシシ防護柵」の設置だ。
溝口夫妻の今年の目標は「米の収穫50キロ」だそうだ。何とか目標達成のために
イノシシ被害を食い止めなければならない。
因みに「音楽村」としての目標は「米の収穫1.5トン」。乞う、ご期待!
小麦発芽、やっと!1月22日撮影。
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その長さ、5、6センチ。
麦蒔きから約40日。とっても薄くだが、確かに一面に小麦が芽を出し、育っている。
この寒さのなか、あとどの位で「麦踏み」になるのか分からないが、様子を見守ることにしよう。
麦踏み作業の日程、決まる!
来る1月29日(日)音楽村初の「麦踏み」作業を行います。
麦蒔きから約50日が過ぎ、このところの好天気にも恵まれ、麦が伸び続けています。
予報では当日は晴れ。冷たい風の中での作業になりますが、是非ご参加下さい。
午前9時30分作業開始の予定です。
音楽村ハウスの増築も順調に進んでいます。
私自身、音楽村ハウスを生活の拠点にし、一日も早く「みんなの家〜山の音楽館〜」作りにも
力を入れていきたいと思っております。
季節毎の「野菜作り」にも取り組んで行きたいと考えている次第です。
冷たい冬の季節から、やがては春の到来・・・
大きな自然の懐に抱かれながら、「いのち」との共存を目指した「文化創り」を本格的に
取り組みたいと張り切っております。
是非是非一度「ながさき・音楽村」に遊びにいらっしゃいませんか。
お待ちしていま〜す!
麦踏み作業日程変更!
去る1月29日の麦踏み作業は「読み」が甘く、まだその時期ではなかったようで・・・
来る2月12日(日)に変更になりました。
みんな長靴を履いて集合!
2月12日(日)
麦踏み作業終了!
念願(?)の麦踏み作業がやっと終了した。
天気予報より暖かく、作業中汗ばむほどの山の一日だった。
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横に目をやると、ブルーベリーの芽が出ていた。
寒く冷たい冬にも、確かにいのちは胎動していると実感しつつ、感動した。
来週日曜日(19日)はブルーベリー畑への「寒肥」やり作業が待っている。
大きく育ち、美味しい実をつけてもらうためにも欠かせない重要な作業だ。
季節毎に様々な作業が待っている「農作業」だが、いのちと向かい合いながら
自然の中で汗を流せることの充実感はたまらない。
春、到来!
現在、山の作業はひたすらブルーベリー畑の草取りと寒肥やり。
絵的に何も面白みがなくて写真も遠慮していました。
が、何と昨日(3月11日)桜花が咲き、ブルーベリーも花を開かせていました。
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少々曇り空の背景ですが、見事に咲いた桜花たちです。
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スズランのような白い可憐な花。
嬉しさも手伝って、草取り作業に汗を流しているが、あと少し残っている。
お天気とスケジュールと相談しながら、早く「作業終了!」といきたいものだ。
翌日、翌々日・・・と足、腰に違和感が残るが、何とか夏の収穫のためにガンバロウ!
イノシシ防護柵設置開始!
昨19日、いよいよ「イノシシ防護柵設置」作業を始めました。
杭を打ち、板を張ってゆく作業だが、田中重光氏、溝口昌喜氏、寺井一通、ミスターK、山下律子さんの
5名での作業・・・午前中は慣れない作業に一同困惑気味だったが、午後からはスムースに進み、
何とかご覧の様な柵が仕上がりました。が、全体の広さを考えると5〜10パーセントの出来です。
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杭用の木を運ぶ。生木なのでこれが相当重い。
土に打ち込むために先をとがらす作業は握力がなくなるようなきつい作業だ。
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新しく拓いた畑用の農地に設置開始!
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山の駐車場の桜は、彼岸桜だと思うがほぼ満開だ!
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夜、増築したハウスにてお疲れさま会。
星が美しく、露天の五右衛門風呂を楽しんだ。もうお馴染みの顔なので紹介は省こう。
昨年の田植え以来、溝口氏の姪の「みのり」ちゃんが顔を出してくれた。
山の暮らし
音楽村農園のある元琴海町の山に暮らし始めた。
今は市町村合併で「長崎市西海町」となり、残念ながら「我が故郷」の「琴海町」の名前がなくなってしまった。
生活の拠点を「山」に置いての暮らしだが、音楽の仕事やパソコンの仕事等は出掛けてのことになり、
少々面倒な部分もあるが、それなりに手応えを感じながらの毎日となっている。
大体朝6時起床。先ず「五右衛門風呂」を沸かすことから一日が始まる。
長年の「朝風呂」の慣習から、どうしても朝の風呂がないと一日が始まらない。東の空が赤く染まり
やがて朝日が昇る様は何とも表現し難いほどの美しさであり、感動ものだ。
市民生活の中で感じ得なかったことが、様々なテーマのように出てくる。
星降る夜の露天風呂は、それは最高だが、いざ雨になるとどうするのか?大変な課題である。
シートを張るのはいいが、風の強い日はどうすればいいのか?また頭を悩ますことになる。
(ある日の東の空。天気がいいと普賢岳が遠く見える。)
ハウス下の荒れ地を開墾、畑地にし夏野菜を植えた。
ウッドデッキからよく見える場所なので、日々の状況が手に取るように分かる。
それにしても「竹の根」が地中に張り、その除去作業で手が腫れるほどだった。
と言う訳で、山の暮らしも今後ご紹介していけそうだ。
それにしても「日々のお天気」がこんなに気になるようになるとは数年前までは考えてもみなかった。
「半農半音」とともに「晴耕雨読」ならぬ「晴耕雨音」と言うことになっていくのだろう。
4月24日
春の陽気に誘われて、ブルーベリーの花が咲き始めました。
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そして、麦の穂も出始めました。
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と言うわけで、相も変わらず「草」とのたたかいの日々・・・
そして新しく広げようとしている約1000坪の田んぼの取り組みに、スタッフのミスターK氏も「ハアー、ハアー」と
言う感じです。でも少しずつ「田んぼ」らしくなって来ていることは間違いありません。
来月中旬以降には「直播き」と「苗床」作りが待っています。
そして6月には「麦刈り」と「田植え」が待っています。とにかく休む間もなく汗、汗、汗・・・の毎日。
足、腰の痛みで「音楽活動」の方に支障の来ないよう、気を付けながらの日々が続いています。
ジャガイモの第一回目の土寄せも昨日終えました。
トウモロコシ、なす、トマト、ピーマン、シソ、ゴーヤ、カボチャ、スイカ、キューリ、唐辛子等々
日々成長しているのが嬉しいですね。ショウガはまだ土の中ですが・・・
今度「音楽村」の全体像を写真でご紹介したいものです。
その日を楽しみにしていて下さい。
麦刈りから田植えまで・・・
小麦の収穫から田植えまでをご紹介させていただきます。
先ずは「麦刈り」のシーン。
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十数年ぶりの小麦作りなので、いい出来なのかは 分かりませんが、とにかく田植えを二週間後に控え 麦刈り決行!と言うことになりました。 お米と違って、麦刈りの場合はすぐに脱穀が出来る と言うこと。8名の参加でしたが、思ったより作業も スムースに進みました。天候にも恵まれひと安心! |
ジャガイモを少し植えていたのですが、ちょうど収穫 時期だったので掘ってみました。 結果的には、このカゴいっぱいの収穫に・・・ 「北あかり」という種類のものですが、余り大きいも のはなく、まあご覧の通り・・・と言うことで・・・ |
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麦刈りを終え、牛糞をまいて耕し、水を入れてまた耕 すという作業を経て、やっと田んぼらしくなりました。 |
休耕田だった田んぼを今年拓いたところ。 遠景でよく見えないかも知れませんが、一応田植え は終わっており、この上に数枚の田んぼがあり、大 小10枚の田んぼがあります。 今年は、この開墾に手間取りましたが、来年からは 少々楽になるかな? |
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田中重光さんと榎省司さん。 | 靄の中での作業に愚痴言う人ナシ! |
実は左は6月18日、右は25日の写真です。
今年はすべての田んぼに30センチ四方の線を引き、植えて行く方法を採りました。
この方法が「マイ・ペース」で作業が出来るからです。
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お昼ごはん。
「山の家」が生憎使用できず、ウッドデッキにシートを張って「立食」ランチ。
暴風にシートがあおられたり、横風に乗って吹きつける雨に歓声が上がったり・・・
それは楽しい(?)ひとときでした。
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最後は「原爆稲」を被爆者の方たちに植えていただきました。
手前から、犬塚さん、角田さん、野口さん、田川さん、田中さん、榎さん・・・
被爆者歌う会「ひまわり」のメンバーの方たちです。
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整然と並ぶ稲たち。
まわりの何処よりも遅い遅い「田植え」でしたが、何とか終了しました。
延べ人数40名の今年の田植えでした。
みなさん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
今年は「餅米」アリ!「黒米」アリ!・・・と種類も増えました。収穫目標は1500キロ。
昨年のような「いもち病」に掛からぬように祈りつつ・・・
最後に「音楽村ハウス」玄関からの風景をご紹介してご報告を終わります。
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それからの風景。
(写真掲載06年7月18日)
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まだ淡い緑しか 見えませんが、 田植えが終わった 田んぼです。 左が二年前から のもので、右が 今年拓いた田ん ぼです。全部で大小16枚かな? |
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今年も「合鴨」が入り、かわいい姿で 泳ぎまわっています。生後20日くらいでしょうか。全部で60羽来てくれました。 |
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(左)最近三日に二日は農作業のお手伝いに来て下さっている歌う会「ひまわり」の小峰秀孝氏です。 (右)ある日の山からの風景。雨が続いたこの時期、ある日夏雲が見えました。 |
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ブルーベリーの実です。 緑から赤へ、そして深い 紺色に変わってきたら収穫時期です。 このところ少しずつですが、色づいて 来始めました。つまみ食いのため、 ちゃんとした収穫が出来るのか、少々 不安になっています。 |
ハウスの下の畑・・・ ゴーヤ(にがうり)が大きくなり始めました。 この他に二本。これからどんどんなってくれ るといいな!と思いつつ・・・ 因みにこのゴーヤ、20センチほどです。 |
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同じく、スイカも実り始めました。 二本の苗を植えたのですが、現在5、6個 の実を発見。この大きさ、野球のボールくら いでしょうか。他に、カボチャ、キュウリ、トマ ト、オクラ、ショウガがあり、ナスは完全失敗 でした。トウモロコシは美味しくいただきまし た。 |
8月1日
暑中お見舞い申し上げます。
デジタルカメラの故障で、このところ写真が撮れていません。
田んぼには合鴨が入り、稲も順調に育っているかと言えば決してそうではなく、またまた
病気に掛かっている稲もあり・・・つくづく無農薬農業の難しさを痛感しています。
ブルーベリーは毎朝6時起きで収穫作業に出掛けています。
まだ二年目ということもあり、ポツン、ポツンと熟している実があるという状態で大体一日5〜600グラムの
収穫になるでしょうか。今朝までの収穫量は約3、5キロ。1リットルの瓶にブルーベリー酒を仕込んでいます。
ジャム作りにも取り組もうかな!と考えている状況です。
野菜はナスが全滅。トマト、キュウリ、ゴーヤ、ピーマンは豊作。カボチャも大きいのが出来、その甘いこと・・・
オクラがどんどん伸びて楽しみになってきました。スイカは残念ながら鳥たちにヤラレテしまったようです。
殆ど毎日の農作業。下着までビッショリになりますが、その気持ちのいいこと・・・
身体を動かすことの心地良さを満喫しています。
塩を舐めながら、水をゴクゴク・・・大いに健康に生きています。
それにしてもこの暑さ。みなさん、熱中症には充分お気をつけてこの夏を乗り切りましょう!
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未だにカメラが直らず、以前の写真で恐縮ですが、ブルーベリーをご覧下さい。
緑から赤へ、そして深い紫色に熟すと収穫時・・・ふたつの指でつまむと「ポロッ!」と採れます。
今年の秋で丸二年になりますが、背丈は160センチほど伸びているものもあり、かといって
この写真のように実がついているものもあり、さっぱり・・・と言うものもあり・・・
「人間と一緒だね!」とまああせってもいません。
合鴨たちも大きくなり、広い田んぼのアチコチを歩きまわっては虫や草を食べてくれています。
稲もその後は順調に成長を続けてくれているようです。
それにしても余所の田んぼの美しいこと!枯れた葉など全くなく整然とした田んぼを見るたびに
何か空恐ろしいものを感じてしまいます。
と同時に、完全無農薬での稲作の厳しさを改めて痛感しつつ、草取りで汗を流しています。
被爆者歌う会「ひまわり」の小峰秀孝さんとご友人の片岡さんと言う方が畑仕事のついでに
我が田んぼやブルーベリー畑の作業をお手伝いして下さいます。
二日に一日は顔を出して下さり、その仕事の丁寧さには感服!です。
お陰で、ブルーベリー畑も見事に整理され、収穫作業も順調に進んでいます。感謝です!
餅米も黒米も何とか順調のようです。
原爆稲も大きく伸びてきています。
「いのちを積極的に肯定する立場」に立った農作業。
決して「雑草」とは呼ばず「他草」と呼び、「ごめんね!」と声を掛けて抜く作業が続いています。
頼まれもしないのに、勝手にブルーベリーを植えた訳ですので、彼らに対する責任とでも言いますか・・・
「いのち」に対する責任を感じながらの毎日です。
スイカがまた5、6個実をつけてくれました。今回は鳥に食べられないよう工夫しつつ食出きる日を
楽しみにしているところです。オクラがたくさんで花が咲き始めました。夏バテしないよう、
ゴーヤとともに大いに口にしようと思っています。
暑さはこれからが本番!
実は今朝のこと、お風呂の水をかえ必死に沸かし、「さあ。入ろうかな。」。と、その時、
突然スコールのような雨。出掛ける時刻が迫っても降り止まず、初めて断念!という事態になりました。
こんなこともあるから、自然に寄り添いながらの暮らしは楽しいんでしょうね。
今夜は星空を眺めながらの入浴といきたいですね。
我が「露天風呂風五右衛門風呂」。
冬の厳しい寒さの中での入浴は未体験ですが、何とかこのまま屋根もつけずにいたいな〜と
思っています。入った人すべてが「最高!」と言って下さり、毎日入っている私も、その開放感に
浸っている訳ですので、まだ未体験の人たちにも是非体験して欲しいと思っています。
いつの日か「山村でシャンソンと五右衛門風呂を楽しむ会」なるものを企画しましょうか。
勿論、出演は「山村歌手」寺井一通、と言うことで・・・
そんなことを思いながら、この暑さを乗り切りたいな。と言うことで・・・
ご報告まで。【2006.8.12】
久しぶりの田んぼ
カメラの修理も終え、久しぶりに田んぼへ足を運びました。
勿論、右手負傷で何ひとつ農作業は出来ませんが、現在の田んぼの状況をお知らせしたく写真を
撮って来ました。長梅雨による日照不足で少々伸びが悪いようですが、昨日の大雨の後だからでしょうか・・・
緑の鮮やかさに圧倒された感じでした。
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今日(9月1日)の田んぼです。 何かの理由で枯れた稲を取ったり、30センチ 四方に植えた関係で、まだ水面が少々見える 箇所もありますが、とにかくまっすぐにのびてくれ ているのが嬉しいですね。 上の写真が従来の田んぼのもので、左が今年 拓いたものです。 まだ撮せてない箇所がいくつかありますが、同様 の感じなのでご想像下さい。 また改めてご紹介させていただきます。 |
近くに寄ると確かに稲穂が見えます。 まだ垂れるところまでは行きませんが、その内に そんな光景も見られるようになるのでしょう。 今年は何と言っても、苗作りからすべて自力で、 その上、すべての田んぼを手植えしたという経緯 がありますので、収穫量もとっても気になっている ところです。もち米、黒米も精いっぱいガンバッテ くれているようで、嬉しい限りです。 いのちの不思議さや強さを感じながら、イノシシが 今年は乱入しないように祈る日々が続きます。 |
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今日から9月。
いっぺんに秋が来たかのような山の朝でしたが、日中はやはり残暑厳しい長崎です。
来月は稲刈りが待っています。
昨年も腕を痛め、稲刈りが出来なくて悔しい思いをしましたが、今年もそんな状況にあり心配です。
が、心やさしき仲間たちが賑やかにガンバッテくれることでしょう。
まだまだ「新米米」の域を脱することは出来ませんが、「完全無農薬」米作りには存分に誇りをもって
少しでもみなさんのお手元に「安心、安全なお米」をお届け出来るようにしたいと思っております。
その折には「お知らせ」を致しますので、是非宜しくお願い致します。
それではまた!