寺井一通が渾身の思いをこめて贈るラブソングの世界!

CDマキシシングル

LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」

混沌としたイラク情勢・・・
私たちの予測もつかないような出来事が繰り返される中、ついに日本の外交官2名の生命が奪われると言う事態が起こってしまいました。
20世紀とは違った形での「戦争」の姿に戸惑ってばかりはいられません。
人間の生命を奪うことが大前提である「戦争そのもの」をきっぱりと否定することこそが、今私たちに求められていることではないでしょうか。
だから私は「LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」を贈ります!

2003.12.14ON SALE

定価1,200円

いつもいつも「アルバム」の形でお届けしていましたが、
今回は「LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜」の楽曲を大いに普及することを
念頭に置き制作したCDです。
同録曲は、長崎を背景に、また題材にした「冬・物語」「長崎美味」「春」の三曲・・・

制作時と同様の情熱を傾け、ひとりでも多くの方たちの元にお届け出来るよう、
長崎や他の仲間たちと、頭に思い浮かぶあらゆる手段をもって
普及に励みたいと考えています。

そして、この「LOVE SONG」が
各地の音楽を愛する人たち、平和を希求する人たちによって
大きく歌われる日を楽しみにしたいと願っています。


年内は特別価格1000円!

12月14日発売ですので、年内は制作協力期間とさせていただき、郵送料を含めて
特別価格1000円とさせていただきます。
お電話、ファックス、郵便振り込み(お申し込みのページをご参照下さい!)等
どの様なお申し込み方法でも大歓迎!です。
たくさんのお申し込みをお待ちして居ります。

寺井一通音楽事務所 TEL&FAX 095(843)5996 


寺井一通(作詞・作曲・歌)


馬川慶子(キーボード)

高比良陽子(編曲・キーボード)

M-1.LOVE SONG〜すべての悲しみの上に〜

詞・曲・歌/寺井一通  編曲/内田誠

風に震えている 涙流している あなたへ贈る歌は心からのラブソング
生命削りながら 明日を求めている あなたへ贈る歌は心からのラブソング

悲しい時代はもう 終わったはずなのに また違った形で 悲しみが胸を襲う
ブラウン管の中の さまよう子どもたちは 

あれからどうしただろう 誰も教えてはくれない
痛みも届かぬ遠くの出来事だと言ってしまえば
それは人として 余りにも悲しすぎるから
ラブソング 響いてゆけ 風に乗り海を越えて
ラブソング 響いてゆけ すべての悲しみの上に

傷ついた小鳥たち 翼を震わせて 怯えた瞳は今も青空を見つめている
みせかけの微笑みで どれだけ愛は裂かれ
いのちが奪われたの 誰も教えてはくれない
母親たちの流したその涙を思い起こせば
もうこれ以上悲しみを繰り返さないよう
ラブソング 響いてゆけ 風に乗り海を越えて
ラブソング 響いてゆけ すべての悲しみの上に


『余りにも悔しくて、悲しくて・・・そして怒りを込めてこの曲を書きました。
「歌」がどれ程の力を持つのか、影響力を持ち得るのか?
ずっとずっと大きいテーマとして考えて来たのは事実です。
でも今、考えることよりも動くことと信じて、この歌を贈ります。
今こそ歌わなければならない歌として・・・
今こそ私自身が歌いたい歌として・・・

アレンジに、長崎の若き音楽家・内田誠氏を迎え、
寺井音楽に新しい風を送っていただきました。
心からの感謝の思いでいっぱいです。』


M-2.冬・物語

詞・曲・歌/寺井一通 編曲/高比良陽子

あなたの後ろ姿が見えたような気がした 
この街のどこかに暮らしているのか 幸せな人生か
少しばかりの誤解で 二人の愛は途絶えて 
別々の思いで歩き始めていた あれは五年前のこと
街は今夕暮れ時 仄かに灯り始めた ランタンノ灯り 夢を誘うよ 冬の新地あたり

あれからの物語は 余りにも可笑しくて
夢を追いかけては 風に押し戻され 夢はいつまでも遠く
日々の暮らしに追われて 胸の熱さも忘れて
あの頃の激しさ 生きることの苦さ 今は遙かな思い出
人の波 通り過ぎる この思いにも気付かず
ランタンの灯り 風に揺れるよ 冬の新地あたり

遙かな異国に暮らし 遠い祖国を思い
新しい何かが始まってゆくよな そんな灯りの渦に
俯きながら歩いて 行く先さえも知らず
彷徨い続けた かじかんだ心に そっと手を押しあてて
街は今 冬の祭 鮮やかな灯りの季節
ランタンの灯り 眩しすぎるよ 冬の新地あたり


齊藤享(ヴァイオリン)

長崎・冬の風物詩「ランタンフェスティバル」。
例年2月初旬から約二週間繰り広げられる「中国提灯」が
長崎の新地町を中心に飾られる美しく賑やかなお祭りなのですが、
その「ランタンフェスティバル」を背景にした作品です。
ヴァイオリンの齊藤享が見事な演奏でバックアップしてくれました。



M-3.長崎美味(ながさきおいし)

詞/林田絹枝 曲・歌/寺井一通 編曲/SISSI JI  高比良陽子

朝もや立ち込む 岸壁に
水揚げ豊かに 魚の山
競り合う声も勇ましく 巷の市場へ流れ行く
ここは長崎 魚市場

諏訪の登り口 料亭に
久しく迎えし 来客を
「お鰭をどうぞ!」と 箸をとる 卓袱料理で洒落案内
ここは長崎 味処

ランタン華やぐ 中華街
お祭り気分で 盛り上がり
仲間と交わす旨い酒 ちゃんぽん 皿うどん 舌鼓
ここは長崎 新地町
ここは長崎 長崎美味


SISSI JI胡弓)

『この秋知り合った、上海出身の胡弓奏者のSISSI JI。
長崎の音楽は中国抜きには語れないのでは・・と改めて痛感させられるほどの
胡弓の音色と旋律でした。
作詞は長崎在住の林田絹枝さん。「長・崎・歌・百・景」第二集で
「長崎哀歌(えれじい)」の詞を寄せていただいた方です。
たくさんの方たちのあふれるほどのやさしさとご支援をいただき、寺井音楽は成り立って
いるのだと改めて感謝して居ります。
何はともあれ、この楽曲で「長崎」を感じていただければ幸いです。』



M-4.春

詞・曲/寺井一通 編曲/高比良陽子

振り向けば川面に映る 君のやさしい微笑み
石造りの眼鏡橋 川は静かに街を縫う
恋人たちが手を取り歩く 今も昔も未来(あした)も
古い歴史を訪ねて歩く この街の春は眩しい

風吹けばさざ波揺れて 陽光やさしく戯れ
狭い路地の寺町は 今日も静かに佇む
空に舞い踊る ハタに夢を馳せ 今も昔も未来も
古い歴史に抱かれて歩く この街の春は愛しい

目を閉じれば聞こえて来るよ 川のかすかなせせらぎ
橋の群れ 家並みに 人の暮らしは息づく
路面電車が走ってゆくよ 今も昔も未来も
古い歴史に胸躍らせる この街の春は嬉しい

  
   荒木孝子(歌)         岩城伸夫(フルート)
 

『歌は親愛なる弟子の荒木孝子。
その伸びやかな声で「長崎の春」がもうひとつ明るくなったと確信して居ります。
私はハーモニーとオブリで参加して居ります。
フルート奏者は、あの「池島文化を創る会」会長、岩城滝子さんの夫君、岩城伸夫氏。
初めてのレコーディングと言うこともあり、緊張の連続でしたが、
最後にはその素敵な音色を惜しみなく披露してくれました。』


 

レコーディングディレクターは我が敬愛する宮本圭子さん!


ディレクター宮本圭子さんと・・・

これまで三十数作品のアルバムを製作・発表してきましたが、そのすべてが
レコーディングディレクターも自らが兼務という、「異常事態」だったような気がしています。
今回は、我が敬愛する宮本圭子さんに無理にお願いをし、
レコーディングにおつき合いをしていただきました。

宮本圭子氏のご紹介

NBC長崎放送の創立時から勤務し、同放送局レコード室長等を経て
現在スリーFナガサキ(プランニングオフィス)に所属。
さだまさし氏とは無名時代からのおつき合いであり、
現在のさだ氏の生みの親のお一人であると言っても過言ではない。
平和運動に生き抜いて来られた方で、現在爆心地公園で
毎月9日燃えているギリシャのオリンピックの火を長崎にいただいた際の
功労者のお一人でもある。
私とは二十数年前からのおつき合いになるが、今回初めてCD制作段階から
関わっていただいた。

ジャケットデザインはいつものように川崎啓一郎氏。
今回も見事なデザインで私を大いに感動させてくれました。

制作事務局は、野元靖子、岩城滝子、宮澤喜代志、溝口昌喜、古賀英人、
川崎啓一郎、齊藤享、宮本圭子、寺井一通のメンバーで、
カップリングの曲をどの曲にして行くかと言ういうところから制作会議が始まった次第です。



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