ご案内 制作事務局紹介 参加資格
参加費用について 制作費用について 4本の柱
レッスンについて 制作プロデューサー寺井一通より
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第四集紹介

〜ご案内〜

 私たちは『長・崎・歌・百・景』を総称とし、長崎県内の様々な地域に生きる方たちとともに、新しいふるさとの歌作りを進めて行って居ります。その「ふるさとの歌たち」を、「ふるさとに生きる人たち」に歌っていただき、レコーディングに取り組みCDアルバムを毎年最低一枚制作して行こうとするものです。21世紀の幕開けとともに始まった『長・崎・歌・百・景』。第一集は、2001年6月に発表、14曲を収録。第二集は2002年4月発表12曲収録。第三集は2003年4月発表、14曲収録で「ナガサキの歌びとたち」が大いに歌いました。

 単に、これまでになかった「長崎」をテーマにした新しい歌を作り、「如何ですか?」と言うことではなく、その「歌」の生まれ方、在り方までも追求しつつ、各地で様々に生きる人たちと心を通わせながら、ともに作って行きたいと心から願って居ります。今、様々な人たちが、長崎の様々な地に、深く根を張りながら生きていることと重ね合わせることが出来るような「音楽文化創り」を目指している次第です。

 具体的な制作(楽曲の創作、レコーディングの取り組み、CD制作等)は、制作事務局が進めて行きますが、「歌作り」のテーマになるような、あなたの生きる地域の歴史や自然そしてイベント等ご紹介いただければ幸いです。又「歌の得意な方」「コーラスグループ」そして「楽器の出来る方」もご紹介いただければ嬉しい限りです。「詞」の募集も行って居ります。「楽曲」「歌びと」が決まりましたら、レコーディングに向けたレッスンに入ります。そしていよいよ長崎市のスタジオやあなたの町でのレコーディングに臨み、待望のアルバムCD『長・崎・歌・百・景』第四集の発表につなげて行きます。一言で言えば「みんなで作った音楽文化を、みんなの力で広げて行きましょう!」と言う取り組みです。その結果「長崎の音楽地図をぬりかえ、新しい私たちの手作りの音楽文化が確立する!」ことに結びつくとしたら最高の歓びです。

 ふるさとに生きる歌、ふるさとを想う歌、ふるさとの歴史の歌、未来に生きる子どもたちの歌、愛の歌、自然の歌等々・・・今を生きる人たちの、生の声を存分に受け止め、大きく反映出来るような、そしてそれが明日からの生きる力になっていけるような文化を確立し、長崎県内外に広く発信して行きたいと思って居ります


 皆様の深いご理解と温かいご協力をいただきたく何卒よろしくお願い致します。そして皆様の積極的なご参加を心よりお待ち致して居ります。
『長・崎・歌・百・景』は、今日も長崎の町のどこかで動いて居ります。



『長・崎・歌・百・景』制作事務局

□代表・プロデューサー/寺井 一通                  
□制作事務局/野元靖子、宮崎つさえ、馬川慶子、

        茂和夫、岩城滝子         
 
〒852-8136長崎市家野町20-6 TEL&FAX 095(843)5996 寺井一通音楽事務所



☆参加資格について

  個人、グループ、年令、性別、経験の有無等は一切問いません。この『歌・百・景』の主旨に賛同していただける方はどなたでも大歓迎!です。オーディションは、個々に行います。ただ歌い手を募集し、公開オーディション等で何人かを採用すると言うことは致しません。どこかで線を引くことで「あなたはダメ!」と言う結果にはしたくないからです。個々の可能性を認めながら、レッスンによってレコーディングに臨めるように取り組んで行きます。各地域のグループ、学校等についてはオーディションと言うことではなく話し合いによって決定致します。


☆参加費用について
  一定の金額を提示して欲しい!との声も有りますが、基本的にこの取り組みは「あるひとつの企画」と言うより「音楽文化の在り方を問いながら進めて行こうとする新しい形の文化運動」と考えて居ります。ただ提示された金額を満たせば自分の歌声がCDに収録されると言う考え方は歓迎致しません。逆に考えると、どんなに歌が好きでも、また得意な方でも、参加費用が壁になり参加出来ないと言うことになってしまいます。参加者個々の違いや条件の違い等充分に認めながら進めて行きたいと思います。


☆制作費用について

  CDアルバムの普及によってのみ捻出致します。「自分たちの手作りの音楽を自分たちの手によって広げる」ことで、次の「集」の制作が実現して行くと言うことになります。アルバムの裏表紙の「制作協力者」は、一口2万円で、CD10枚の予約をいただいた方たちです。この『歌・百・景』の主旨に賛同して下さる方たちの存在には大いに感謝です。継続的な『歌・百・景』ファンが多くなることを目指しつつ、スポンサーになっていただく個人、企業の出現にも大いに期待したいものです。


☆四本の柱
     『長・崎・歌・百・景』には、基本的に四本の柱を置きます。

★一極集中にならないために、郡部や離島の方たちの歌声を入れること。

★子どもたちの歌声を入れること。                     

★長崎からのメッセージとして平和への歌声を入れること。         


★コーラスを入れること。
  
                                 

☆レッスンについて
  基本的には個人レッスンは寺井一通音楽事務所の音楽室にて行います。一般の歌唱教室ではなく、レコーディングのためのものです。郡部や離島、コーラスレッスンの場合は、寺井が出掛けてのレッスンになります。回数はレコーディングまでの期間や進行状況によって異なりますが、最低月に一回は行いたいと思います。その費用やレッスン料等についてはそれぞれ話し合って決めて行きたいと思います。





『長・崎・歌・百・景』第一集(全14曲収録)
2001年6月発表。長崎市をテーマにした歌が殆どでした。最初の取り組みと言うことで、活動範囲が狭かったのも仕方がなかったような気がしています。参加者の年令は25歳から87歳と言う幅広いものになりました。
  【楽曲と歌びとたち】
♪おひれをどうぞ(歌/荒木孝子) 
♪夕暮れ(歌/ボン・カマヨ)
♪十善寺界隈(歌/本村美代子) 
♪丸山屏風絵(歌/宮本希利奈)
♪長崎・恋の子守歌(歌/道端一江)
♪祖母の記憶・稲佐山(歌/たぶちむつみ)
♪私自身のために(歌/李宗賢) 
♪おもいで椿(歌/中山慎一郎)
♪故郷懐かし唄まくら(歌/松尾むめの) 
♪ふるさとのうた(歌/宮崎つさえ)
♪夢は今でも(歌/女声コーラス「ハッピートーク」) 
♪長崎風景(歌/弥永加代)
♪あの日歌った恋の歌よ(歌/五島香織) 
♪住吉・市場通り(歌/寺井一通)
『長・崎・歌・百・景』第二集(全12曲収録)
 2002年4月発表。第一集の経験から多くを学び、長崎県内での取り組みであることを認識いただける作品になったようです。県外の方たちに、各地域のご理解をいただくために「ナレーション」も入れました。四本の柱に添うような内容に仕上がりました。

【楽曲と歌びとたち】

♪故郷〜人は生きる〜(歌/寺井一通) 
♪生きていたんだね〜校庭のいちょうの木に寄せて〜
                     (歌/大野木場小学校全校児童)

♪わたしのふるさと(歌/マリンハーモニー小浜〈南高来郡小浜町〉
♪長崎散歩(歌/宮崎つさえ) 

♪ふるさと〜宇久島〜(歌/北松浦郡宇久島の子どもたち)
♪宇久島旅情(歌/「宇久島旅情」をうたう会〈北松浦郡宇久町〉
♪小値賀恋唄(歌/山崎和子〈北松浦郡小値賀町〉

♪長崎哀歌〜ながさきえれじい〜(歌/吉田真佐子) 
♪夕映えの海(歌/永田早苗)
♪もう一度だけさようなら(歌/野澤彩子) 
♪春(歌/坂本真砂、垣内慶子)
♪メッセージ(歌/寺井一通とナガサキの仲間たち) 

☆ナレーション/槌田禎子

『長・崎・歌・百・景』第三集(全14曲収録)
 2003年4月発表。第二集に引き続き、離島や郡部の人たちとも大いに心を通わせながらの取り組みになりました。特筆すべきは、炭坑閉山から間もない「外海町池島」の人たちと、その現実を直視しながらの「歌作り」が出来たことのように思えます。

       【楽曲と歌びとたち】

♪前略、壱岐の島より(歌/さわやか混声合唱団)

♪ふるさと・千二小(歌/千々石町立第二小学校全校児童)
♪ふるさとが好き!(歌/南串山町立第一小学校全校児童)
♪坂の街のノエル(歌/野澤彩子、津田未希、宮崎絵美、柿森茜)

♪長崎美味(歌/荒木孝子) 
♪浦上(歌/寺井一通) 
♪白い鳩よ(歌/松元久美子)
♪炭坑終みて・・・(歌/寺井一通) 
♪池島の詩(歌/ぼんごしいず)

♪「奈留島讃歌」 序章(全員合唱) 

     風の詩が聞こえる(歌/宮の森少年少女合唱団)
    ふたり地蔵とヨシとトク(歌/コール城岳)
     ふるさと奈留島(歌/トンボロ混声合唱団)
   
 終章(全員合唱)

☆ナレーション/慎改彰子



『長・崎・歌・百・景』第四集(全10曲収録)

       【楽曲と歌びとたち】

 
♪ふるさとの友へ   (歌/寺井一通)
 ♪ここはふるさと   (歌/南串山はまゆうの会)
 ♪生命きらめかせて  (歌/新魚目町立津和崎小学校全校児童)
 ♪ふるさとの陽光あびて(歌/若松町立若松小学校全校児童)
 ♪長崎の詩(うた)  (歌/坂野寿記)
 ♪長崎まつり     (歌/弥永加代)
 ♪祈り 〜母と娘の詩〜(歌/宮崎つさえ 荒木孝子)
 ♪嘘だと言って下さい (歌/荒木孝子)
 ♪花でかざって    (歌/南串山町立第一小学校1〜4年生児童)
 ♪地球をぬりかえよう (歌/南串山 4〜6年生 中学1年有志
                   津和崎小学校全校児童 中学1年)
   
    
   ☆ナレーション/慎改彰子



製作プロデューサー寺井一通より

 『長・崎・歌・百・景』には、何の規約も制約も有りません。ただ自由に音楽を楽しみながら、自分たちの文化を自分たちの手によって創り上げて行こうとするものなのです。そのお手伝いを「寺井音楽」によって行いたいと言うものなのです。ただそこには、「いのち」や「自然」を大切に思う心や、「平和」を守り抜く意志や同じ時代に生きる人たちへの温かい思い等・・・差別や競争など全くなくしてゆくと言う大前提に立ったところでの「音楽文化の創造」をしたいと言う、制作事務局の強い希望が底辺にあり、またその様な楽曲の創作にも励みたいと意を強くしているところです。

「・・・であってはならない。」「これは駄目!」と言うことではなく「アーでもない!コーでもない!」と意見を交わしながら「こんなでありたいよね!」「こんなだったら素敵だね!」と、みんなで創意工夫しながらの取り組みは、一枚のCDアルバムの制作と言うひとつの目標に向かいつつも、そのプロセスが参加される方たちにとって充実した素晴らしい期間になって行くのではないだろうかとも考えています。


「第一集」「第二集」「第三集」の制作を通して感じたことは、「やっぱり人間って素晴らしい!」の一言です。最初は疑心暗鬼の状態だった人が、徐々に目が輝き始め、自分を語り始め、歌声に思いが込められ、ともに在ることを、また歌うことを歓び合う・・・そんなことが自分たちの暮らす町で、学校で実現出来るのです。主体的に動くことによって、「文化」って、受け止めるだけのものではなく、自分の方から発信出来るものでもあることを確認しつつ、それを日常的なものにして行きたいと強く願っています。「それが出来る!」と言う確信みたいなものも事務局の中に生まれています。そう言う意味では『歌・百・景』は、街作りや地域作りの文化面でのお手伝いが出来ると考えています。でも残念ながら数多くの地域で何年も、ともに取り組むと言う訳には参りません。その地域の人たちが主体的に動く中で、自らの文化を創造して行く、そのきっかけ作りになれば最高だと考えています。

 

私の歌、私たちの歌を作って行きましょう!

私に、私たちにつながる人たちに、私の、私たちの声を届けて行きましょう。

  自らの思いや暮らしとかけ離れた「歌」(根無し草音楽と呼んでいます)ではなく、その中には、今を生きている歓び、苦しみ、悲しみ等が存分に存在し、人間って生きるに値するものであること、そしてあしたも生きていこうと言う思いが湧いて来るような、そんな音楽を、今生きている場所で、今関わっている人たちとともに創り上げて行きましょう。


『歌・百・景』は終わりのない旅・・・

そんな旅の途中であなたとのすてきな出会いがありますように・・・

 

季刊『長・崎・歌・百・景』新聞も第三号まで発行しています!

多くの方たちにお届けしたいと願っています。



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